人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズのアニメプロジェクト「スター・ウォーズ:ビジョンズ」のキックオフイベントが7月14日、恵比寿ガーデンプレイス ザ・ガーデンホール(東京都目黒区)で開催された。日本のアニメ制作会社7社が全9作のオリジナル短編アニメを制作するプロジェクトで、アニメ「キルラキル」「プロメア」などで知られるTRIGGER(トリガー)の今石洋之監督らが登場した。トリガーが手がける短編「THE TWINS」は、「プロメア」のメインスタッフで制作されたといい、今石監督は「色づかいや背景のグラデーション、3DCGの絡め方など『プロメア』で成功した部分を余すことなく生かしきっていて、僕にとっては地続きで作っている作品になっています」と話した。
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今石監督は「THE TWINS」で、映像に合わせて音楽を作るフィルムスコアリングという手法に初めて挑戦したといい、「映像の中に過去の『スター・ウォーズ』作品を思い出すようなシチュエーションを作った。それに合わせて、ジョン・ウィリアムズの名曲を最大限リスペクトした新曲を作ってもらった。それが見事にハマっているので、僕にとって新しい到達点かなと思っています」と語った。
「THE TWINS」は、コヤマシゲトさんがキャラクターデザインを担当し、すしおさんが作画監督を務める。「スター・ウォーズ」シリーズの完結編「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」(J・J・エイブラムス監督、2019年公開)のその後の世界観を舞台に、帝国軍の残党が生み出した双子の暗黒卿が自分の可能性を探っていく……というストーリー。
「スター・ウォーズ:ビジョンズ」は、トリガー、神風動画、キネマシトラス、サイエンス SARU、ジェノスタジオ、スタジオコロリド、プロダクション I.Gのアニメ制作会社7社が、それぞれオリジナル短編アニメを制作するプロジェクト。イベントには、今石監督のほか、水崎淳平総監督、垪和等監督、チェ・ウニョン監督、アベル・ゴンゴラ監督、五十嵐祐貴監督、木村拓監督、大塚雅彦監督、神山健治監督という各短編作品の監督が集結した。ゲストとしてモデルの市川紗椰さんも登場。
「スター・ウォーズ:ビジョンズ」は、9月22日から動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で配信される。
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