有働由美子:柔道・井上康生と17年ぶり再会 アテネ五輪敗戦の真相を“直撃”

7月19日放送の「今だから話します キャスター大集合SP」に出演する有働由美子さんと井上康生さん=日本テレビ提供
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7月19日放送の「今だから話します キャスター大集合SP」に出演する有働由美子さんと井上康生さん=日本テレビ提供

 元NHKアナウンサーの有働由美子さんが、7月19日午後9時から放送される特別番組「今だから話します キャスター大集合SP」(日本テレビ系)で、柔道男子元日本代表で現代表監督の井上康生さんと約17年ぶりに再会する。有働さんは、2004年にNHKのアナウンサーとして、アテネ五輪日本代表だった井上さんの試合を現地で取材。「シドニー五輪」に続き連覇が期待されていた井上さんが4回戦で敗退した際、当時は「なぜ、負けたのか?」「一体、何があったのか?」と真相を聞くことができなかったという。有働さんは今回、井上さんに敗戦の真相を聞く。

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 有働さんと井上さんの17年ぶりの再会は“柔道の聖地”と呼ばれる講道館(東京都文京区)で行われた。有働さんが敗戦の真相を“直撃”すると、井上さんは「敗因は私の中では結構ハッキリしていて、私自身の中で準備力不足っていうのがもう明確にあるんですよね。直前合宿で食中毒になってコンディショニングがバラバラになってしまった。あとは膝のけががあった」と明かした。

 井上さんは、周囲に食中毒と膝のけがのことを隠し、調整不足でアテネ五輪に臨んだといい、「けがを完治させた上で次のステップに行けばよかったのを、追い込んでなんぼだというような精神状態になってしまった。理想とする柔道、一本を取るというあまりにも理想だけを求め、けがをしている中でも気持ちで乗り越えるという気持ちになっていた。簡単に言えば弱さっていうものが出てしまった」と振り返っている。

 東京五輪に日本代表監督として臨む井上さんは、当時の経験から選手たちには「準備する力」の大切さを伝えていると話している。有働さんが「五輪で勝つために、何が必要か?」と質問すると、井上さんは「どれだけ五輪に向けて準備できるかどうか。ただ準備しすぎてメンタル面が過剰に反応して、追い込みすぎてもいけない。本当に難しいですが、これも含めた万全な準備ができるか。これが勝つ確率を上げていく上では大事だと思います」と回答している。

 特番は、明石家さんまさんと「くりぃむしちゅー」の上田晋也さんがMC。「KAT-TUN」の亀梨和也さん、土屋アンナさん、潮田玲子さん、吉田沙保里さん、「かまいたち」の濱家隆一さん、同局の藤井貴彦アナウンサー、水卜麻美アナウンサーらも出演する。

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