鈴村健一&逢坂良太:「プレバンラボ」 自由にユルく8年で100回 グッズの進化に感動も

「プレバンラボ ~バンプレラボから数えて100回SP~」に出演した鈴村健一さん(左)と逢坂良太さん
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「プレバンラボ ~バンプレラボから数えて100回SP~」に出演した鈴村健一さん(左)と逢坂良太さん

 バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」の番組「プレバンラボ」が配信100回を迎えたことを記念した特番「プレバンラボ ~バンプレラボから数えて100回SP~」が7月15日、ニコニコ生放送、YouTubeで配信された。番組は「バンプレラボ」として2013年4月にスタート。初回から司会を務めてきた声優の鈴村健一さん、逢坂良太さんを直撃。約8年にもおよぶ番組の歴史を振り返ってもらった。

ウナギノボリ

 ◇ユルさの集大成!? 誰も分からないネタも

 --100回を迎えた感想は?

 鈴村さん 気がついたら100回でしたね。悪い意味じゃなくてめちゃくちゃ力が抜けている(笑い)。遊びに来ているような感覚なんですよね。

 逢坂さん 月一回で100回というのはすごいですね! 50回くらいまで、50回だ!とか喜んでいたけど、段々とみんな言わなくなって(笑い)。いい意味で力が抜けた番組なんで。

 鈴村さん 不思議なもので、続いていることが当たり前すぎるんだよね。もし、番組がなくなったらすごく寂しいんだろうけど。何も考えずにできる。そこが、いいところだよね。

 逢坂さん フリーダムすぎて、これでいいの!?と思うこともあります。率先して悪ノリをしています。僕らが楽しければ、みんなも楽しいのかな?と。もちろん商品の魅力は伝えていますよ!

 鈴村さん いろいろな蓄積がある中で、この番組はユルさの集大成の場所。僕にとって実験場なんです。好きなことをやらせてもらっています。肩肘を張って、こういうことをやったら面白いかな?と試すのではなく、ユルくやってみる。遊びの延長にある。なんて素晴らしい場所を提供していただいているんだ!と感じています。

 逢坂さん 鈴村さんは、たまにぶっ込んでくるネタが古すぎるんですよ! 反応できなくて、ヒヤヒヤしています。いい加減にしてください! 楽しいんですけどね。

 鈴村さん それを含めて実験場。誰も分からないだろうな……と思ってやってみると、コメントで知っている人がいたり。感動します。

 ◇時代を先取りしていた!? 地獄のような経験も

 --特に印象的だったことは?

 鈴村さん ジェスチャーを毎回やるんですけど、出題した人が正解かどうか判定するんです。逢坂君がやったことが、あまりに分からなさすぎて、「はぇ~~っ」と言ったら、真面目な声で「正解! ハエです!」って(笑い)。あの瞬間はすごく面白かった。今でも思い出し笑いをしてしまうくらいです。こういうことがあるから、生放送は辞められないですね。

 逢坂さん 始まる前にもトラブルもありますよね。直前にトイレに行きたくなったり。この前も間に合わないかもしれない!となったけど、待ってくれていたり。

 鈴村さん 間に合わない方が面白いのに(笑い)。逢坂君は真面目だからなあ。

 逢坂さん 鈴村さんの誕生日会の時に、中尾隆聖さんから電話がかかってきたことがありましたよね。

 鈴村さん 中尾さんじゃなくて、(中尾さんが演じるフリーザのものまねで知られる)「BAN BAN BAN」の山本(正剛)さんね(笑い)。僕もドッキリだろうと思っていたけど、本物の中尾さんという可能性もあるじゃない。本物だったら、「お前、偽物だろ!」とか失礼なことは言えない。だから「ああ、そうですか。よろしくお願いいたします。鈴村です」とやっていた。どうやっても面白くならない! ドッキリだと分かっているけど、何もできない。地獄のようでしたね。

 逢坂さん 山本さんはあの後、ドラゴンボール芸人で大ブレークしましたもんね。

 鈴村さん (お笑い芸人のありがとう)ぁみちゃんに毎回、プロレス技をかけられていたこともあったね。大柄な人なんだけど、巧妙に隠れている。見つけたら、技をかけられる。

 逢坂さん なぜか、鈴村さんだけ技をかけられる(笑い)。

 鈴村さん 前期と後期では番組の色が違いますしね。最近はジェスチャー番組になっている。日本唯一のジェスチャー番組です。

 逢坂さん 前はエチュードばかりの時もありましたしね。

 鈴村さん 物ボケをやっていたよね。ござが絶対置いてあるので、ござばかり(笑い)。

 逢坂さん ずっとござを使って何かやっていた。

 鈴村さん 始まった頃はまだYouTubeの番組が全盛じゃなかったけど、この面白さってYouTube的なところがあるよね。時代を先取りしていたのかな? この番組は何も変化していないけど(笑い)。

 ◇CSMに興奮 今後はロケ、カラオケ大会も

 --たくさんの商品を紹介してきました。プレミアムバンダイの商品で特に印象に残っているものは?

 鈴村さん いっぱいありますよね。

 逢坂さん 最近ですが、「仮面ライダー」のCSMシリーズ(大人向け変身ベルト)を紹介した時はうれしかったです。話が止まらないんですよ。

 鈴村さん 最高だったよね。

 逢坂さん 子供みたいに、はしゃいでましたね。

 鈴村さん これだけ長くやっていると商品の進化を感じています。缶バッジにしてもすごいよね。缶じゃない、柔らかいぞ!布が張ってあるぞ!?とか。フィギュアもすごく進化している。一点もののようなクオリティーのものが流通していたり。これ、商品にしたの!?というものもあります。絵本の「モチモチの木」のTシャツとかね。普段、着ています。インパクトがあるけど、パッと見て分からないんですよ。この前、ある現場でスタッフさん「モチモチの木ですよね?」と言われて、やったぜ!とすごくうれしかった。あのTシャツがすごいのは、蓄光素材を使っているところ。家に帰ったら、光っていて、感動しました(笑い)。

 逢坂さん アパレルブランドとのコラボも増えてきましたね。アクリルスタンドも昔はなかったですし。

 鈴村さん グッズを開発している人はすごいんですよ。この番組の前にやっていた番組では、開発者の方が来てくださっていたんですけど、やっぱりすごかった。ちょっとおかしいな、この会社(笑い)。愛情を持って作っているんです。

 -ー今後、番組で挑戦したいことは?

 鈴村さん 山ほどあるよね。

 逢坂さん 沖縄でやりたい!って言ってますよね。

 鈴村さん 今は大変な状況だけど、落ち着いたら、ロケに行きたいですよね。沖縄、その次の月は台湾、その次は北海道……12カ月連続ロケ(笑い)。以前、ロボ基地(ロボットアニメを見ながら飲酒できる居酒屋)でやった時も楽しかったしね。終わった後、飲む気満々で、普段は車移動だけど、車を置いていったんです。でも、誰も飲みに行こう!とならなくて、一人で飲んで帰った(笑い)。寂しかったなあ。次のロケの時は「行きましょう!」と言ってもらえるのを待っています。

 逢坂さん 昔のアニメや特撮のカラオケ大会がやりたい!

 鈴村さん いいね! やろうよ! ロボットフィギュアを大集合させて、カラオケとリンクさせたら面白そうだね。

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