石田彰:「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」舞台あいさつにメッセージ アスランに「あなたの一部として声優人生を歩めて良かったです」

「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の特別版の舞台あいさつの様子
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「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の特別版の舞台あいさつの様子

 人気アニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」の本編映像をアップデートした“期間限定の特別版”の舞台あいさつが11月1日、グランドシネマサンシャイン池袋(東京都豊島区)で開催され、キラ・ヤマト役の保志総一朗さん、福田己津央監督、バンダイナムコフィルムワークスの仲寿和プロデューサーが登場。シン・アスカ役の鈴村健一さん、アスラン・ザラ役の石田彰さんがメッセージを寄せた。

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 鈴村さんは「『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』再びの公開おめでとうございます。そして、興行収入50億円、総動員数300万人突破の大成功を心よりお祝い申し上げます。参加されたスタッフの皆様の情熱がこの成果を生み出し、そこに参加させていただけたことに深く感謝しております。映画公開後、しばらく連絡を取っていなかった友人や知人からも『面白かった』『最高だった』といった熱すぎるメッセージが届き、改めてこの作品の影響力を実感しました。「待ってた甲斐(かい)があった! スタッフの皆さんによろしくお伝えください』とも言われております。監督を始めスタッフの皆様、転勤族でなかなか友達とも連絡が取れなかった僕を再び友達と繋げてくださってありがとうございます(笑)」とコメント。

 「今回の舞台あいさつに参加できなかったことが非常に残念です。皆様と直接お会いして作品の魅力を分かち合えませんが、きっと今そこにはお客さんがニコニコしている素敵な景色が広がっていることだと思います。その場にはおりませんが、感謝の気持ちは精いっぱい送ります! 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』は、壮大な世界観の物語と共に、人間の深い葛藤や成長を描いています。皆様がこの作品を通じて感じた感動や興奮が、声優陣の演技を通じてしっかりと伝わっていることを願っています。これからも、皆様の期待に応え続けられるよう、さらに感動を届けられる作品が続く限り頑張ってまいります。今回の舞台あいさちが、皆様にとって特別な思い出となることを願っています。本日は本当にありがとうございました。次回はぜひ、皆様と直接お会いできる日を心待ちにしています。どうぞ、これからも『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の応援をよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

 石田さんは「ご来場の皆さん、本日は『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』特別版の上映にお集まりいただきありがとうございます。今回の特別版のアップデートは500カット以上とのことですが、皆さんはどのくらいお気づきになったでしょうか? オリジナル版を見逃していて今回初めて見たという方にとっては、より理想的な形でご覧いただくことができましたし、オリジナル版を見に何回も劇場に足を運ばれた方にとっても、映画を新鮮に捉え直すきっかけにもなり、新たな楽しみとして受け入れていただけるのではないでしょうか?」とコメント。

 「オリジナル版公開時の舞台あいさつでも、ファンの皆さんのSEEDに対する待望の気持ちは重々感じていましたが、こうして特別版が作られ、それがまた劇場公開され大勢のお客様に見に来ていただけているという状況に、改めてSEEDに皆さんから寄せられている期待と熱さを感じています。そして、そんな作品に関われた幸運に大変感謝しています。そのくせ、オリジナル版の舞台挨あいさつにアスランの誕生日の話が出ても、正直ピンときていなかったことをここで告白し、懺悔させてください。客席から10月29日と教えられて初めて認識する始末です。なんだかすみません」と謝罪した。

 「ということで、さきおとといはアスランの誕生日でした。遅ればせながら『アスランおめでとう!あなたの一部として声優人生を歩めて良かったです』。おそらく全国のファンの方々も、10月29日には彼のことを思ってくれたことでしょうし、その気持ちは彼にも伝わっているはずです。今日は、直接声を発することができないという特殊な事情を抱えたアスランに成り変わり、僭越ながら僕の方からお礼を言わせていただきます。たくさんのお祝いの気持ちを伝えていただきありがとうございました。皆さんの心遣いがとてもうれしいです。今後も皆さんからの応援を裏切らないよう、世の中が少しでも正しい道に進むように微力ながらカガリのサポートを続けていきます。皆さんもぜひ、平和に暮らせる戦争のない世界のことを考えてみてください。ところで、アスランは何歳になったということなのでしょうか?」と愛にあふれたメッセージを送った。

 舞台あいさつでは、新作「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM ZERO」が制作されることが発表された。収録は既に終わっているといい、保志さんは「気持ちはファンと同じ。ドキドキして完成を待っています!」と語った。福田監督によると新作は「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の“後の物語”になり、元々、OVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)として企画されたが、現在は「媒体は未定」という。

 「機動戦士ガンダムSEED」シリーズの「機動戦士ガンダムSEED」は2002年10月~2003年9月に放送され、続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」が2004年10月~2005年10月に放送された。「SEED FREEDOM」は「SEED DESTINY」の続編で、福田監督らテレビアニメのスタッフが再集結した。劇場版は、2006年に制作が発表されたものの、その後は長らく続報が途絶えていた。発表から約18年の時を経て、公開された。

 「SEED FREEDOM」は、1月26日に公開され、約4カ月のロングラン上映となり、1982年公開の「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」が記録した興行収入約23億円を超え、「ガンダム」シリーズの劇場版の歴代最高興行収入記録を約42年ぶりに更新したことも話題になっている。

 500カット以上の本編映像をアップデートした“完全版”となる特別版の第2弾が11月1~14日に上映される。特別版は、第1、2弾で異なるエピローグカットが追加される。第2弾で「SEED FREEDOM ZERO」の特別映像が上映される。特別編を合わせて興行収入が50億円、観客動員数が300万人を突破するなど大ヒットしている。

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