映画 太陽の子:柳楽優弥が戦中の“京大生”に 新メーキング写真公開 京大での撮影場面も

「映画 太陽の子」のメーキング写真 (C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS/「太陽の子」フィルムパートナーズ
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「映画 太陽の子」のメーキング写真 (C)2021 ELEVEN ARTS STUDIOS/「太陽の子」フィルムパートナーズ

 俳優の柳楽優弥さんが主演を務める「映画 太陽の子」(黒崎博監督、8月6日公開)の新たなメーキング写真が公開された。太平洋戦争末期の日本が舞台の今作で、京都帝国大(現在の京都大)の学生・石村修を演じる柳楽さんが、学帽をかぶった当時の京大生に扮(ふん)して撮影に臨む姿が写し出されている。

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 映画は、海軍から密命を受けた京都帝国大・物理学研究室が行っていた「F研究」と呼ばれる新型爆弾の開発にまつわる若者たちの苦悩や悲劇を、史実を基に描く。2020年にテレビドラマ版が放送され話題を呼んだ。有村架純さん、三浦春馬さん、田中裕子さん、國村隼さん、イッセー尾形さんらも出演する。

 京大で行われた撮影シーンも公開された。同大学の出身でもある黒崎監督は、「大学の表は本物の大学を撮ってこそ、当時の若い科学者たちの心情がリアルになる」として、つてをたどって当時の京大総長・山極壽一さんに直談判。30分という条件付きのもと撮影が行われたという。

 柳楽さんは、「現場では監督の熱量やエネルギーがみんなに響き伝わって、共鳴していくのを感じた」と明かし、「作品のことを本当に誰よりも考えている方だから、役者たちも信じて付いていける現場だった」と振り返っている。

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