タレントで俳優のウエンツ瑛士さんが、10月からTBS系の「日曜劇場」(日曜午後9時)で放送される連続ドラマ「日本沈没-希望のひと-」に出演することが8月11日、分かった。ウエンツさんがドラマに出演するのは、2018年10月から約1年半、演技を学びに行ったロンドン留学後、初めて。日曜劇場への出演は、2006年放送の「輪舞曲-ロンド-」以来、約15年ぶり。主演の小栗旬さんとは、2002年放送の連続ドラマ「ごくせん」(日本テレビ系)で共演した経験がある。
ウナギノボリ
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ウエンツさんは、主演の小栗旬さん扮(ふん)する環境省官僚の天海啓示とともに日本の未曽有の危機へと立ち向かう「日本未来推進会議」のメンバーの石塚平良(たいら)を演じる。石塚は、厚生労働省代表でメンバー最年少。各省庁間で対立し合う会議メンバーの中で、潤滑油となる存在だ。
ドラマは、1973年に刊行された小松左京さんのSF小説「日本沈没」が原作。翌年、同局で実写化したテレビドラマが放送されたほか、2本の映画、アニメ、マンガ化もされた。今回のドラマは、原作を大きくアレンジ。2023年の東京が舞台で、主人公を含むオリジナルキャラクターたちが、沈没という目に見えない危機が迫る中、テーマとなる「見いだしていく希望」が描かれる。松山ケンイチさん、杏さん、香川照之さんも出演する。
素晴らしいキャスト、スタッフさんの皆さんとお芝居をできる喜びに満ちあふれています。歴史のある作品で気の抜けないシーンが続いていきますが、その中で、弱さがむき出しになった時に起こる人間ドラマを楽しんでいただけるんじゃないかと思います。一つの判断が命を左右する未曽有の危機においてのムードメーカーという役割は、役柄的にも僕自身も常に不安との戦いでした。しかし希望も絶望も全て人の中にあることを改めて学べる素晴らしい作品です。
ウエンツ瑛士さんが演じる石塚は、沈没という危機の中で“リーダー”として人々を救い出すために全力を尽くす官僚の一人。極限状態での覚悟が求められる中で、石塚はくじけそうになったり、逃げ出したくなりながら、成長していく役どころです。
この役を考えた時に、周りから愛される可愛らしさがありつつ、自分で決めたことを貫く強い意志を持つウエンツさんそのものだと思い、ご出演をお願いしました。実際にウエンツさんが演じてくれたことで、石塚に一味も二味も人間味を加えていただき、魅力的で、何よりも本当に誰からも愛されるキャラクターにしてくれました。
また、役柄のみならず“チーム日本沈没”のムードメーカーとしても、盛り上げてくれました。困難な状況の中で、ウエンツさんが石塚として導き出した「希望」をぜひ、お楽しみください。
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