堀くるみ:元「たこやきレインボー」メンバーが舞台初挑戦 夢だった女優に「近づけてうれしい」

舞台「はい!丸尾不動産です。~本日、家で再会します~」に出演する堀くるみさん
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舞台「はい!丸尾不動産です。~本日、家で再会します~」に出演する堀くるみさん

 5月9日にアイドルグループ「たこやきレインボー(たこ虹)」を卒業した堀くるみさんが、9月4日から上演される「はい!丸尾不動産です。~本日、家で再会します~」で、舞台に初挑戦する。レギュラー出演している情報番組をはじめ、関西でのバラエティー番組などで幅広く活動しているが、「元々、一番の夢は女優さん」という堀さんに、舞台への意気込みや、今後の活動などについて聞いた。

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 ◇初舞台に挑戦、たこ虹メンバーの反応は?

 舞台は、「矢野・兵動」の兵動大樹さんと、落語家の桂吉弥さんがダブル主演を務める人気シリーズ。今回公演される第3弾は、寂れた町の寂れたスナックを舞台に、兵動さん扮(ふん)する、うだつが上がらない不動産屋の営業マン・菅谷さんと、吉弥さん演じる顧客の林田さんを中心に、喜劇が展開される。9月4~7日にABCホール(大阪市福島区)、10月3日にアクリエひめじ(兵庫県姫路市)で開催。

 本作で物語の鍵を握る“謎の女”を演じる堀さんは、100人近くが参加したオーディションで選ばれた。初舞台に「私のイメージでは、同じお芝居でも舞台はドラマとは全く違って、会場のみんなを巻き込みながら、奥にいるお客さんにまで届ける必要があるので、画面越しよりも難しそうです」と緊張の面持ち。

 おととし公演の同舞台には、たこやきレインボーで共に活動していた清井咲希さんも出演した。堀さんも観覧しており「見させていただいて、純粋に楽しそうだなと思いました。カーテンコールで(ダブル主演の)兵動大樹さんと桂吉弥さんを中心に、ファミリー感がすごくて、みんなで一つのモノを作るってすごいなとワクワクしました」と感じたといい、「咲希から話を聞いて、いろいろなエピソードを聞いて楽しそうだったから、いつか舞台に出演したいな、参加したいな」と感じたという。

 舞台出演は、たこやきレインボーのメンバーたちにも報告したといい、「みんなでスケジュールを共有しているので、気づいたメンバーから『決まってるやん、おめでとう!』と連絡がありました」とにっこり。一番最初に連絡があったのは清井さんだといい、「『兵動さんってどういう人なの?』って聞いたら、咲希が『番組のプロモーションで話す時に緊張するけど、兵動さんがいるから何とかしてくれる。安心だよ』って言ってくれました(笑い)」とアドバイスを受けたと語っていた。

 ◇女優への憧れ、原点は?

 「一番の夢は女優さん」という堀さん。「たこやきレインボーとして活動していたこともあり、これまではなかなか挑戦できなかった部分もあったんですが、もっといろんなことに挑戦してみたいです! 一番の夢だったので、そこに近づけることはうれしいですね」と女優の仕事に意欲を示す。

 女優志望の原点を聞くと「事務所でレッスンしたり、オーディションに参加したり、ワークショップに参加したりしていくうちに、自分ではないものを演じることが面白いと思い、憧れ始めました」と明かし、「普段の自分の状態で、ちょっと気取ってみたりするのは恥ずかしいんですが、役として感情を動かすのが楽しいんです。そこからやってみたいと思い、いろんなお芝居を見に行くようになりました」と憧れを語った。

 ◇かき乱す役に「ワクワク」

 堀さんが舞台で演じるのは、桂吉弥さん演じる林田が経営する寂れたスナックに現れる、林田の息子と名乗る人物とつながりがある謎の女だ。台本を読んだ印象を聞くと「読んでいて声を出して笑うぐらい面白いんですが、考えさせられる部分もあります。そんな中でも謎の女が、なかなか暴れているので、普段の自分とは全く違うんです(笑い)。かき乱す役なので、ワクワクします」とにっこり。

 以前観覧した舞台は「兵動さんが『すべらない話』的なお話をしてくださったり、歌が始まったり、物語とは別の要素も楽しくて、見応えのある作品」だと思ったといい、「今回もいろいろなことに挑戦するので、そこにも注目してください」とアピールしていた。新境地に挑む堀さんに期待だ。

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