仮面ライダーリバイス:仮面ライダー最新作は人間と悪魔の“最強コンビ” 主人公の実家は銭湯 決めぜりふは「沸いてきたぜ!」

「仮面ライダーリバイス」の一場面(C)2021 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
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「仮面ライダーリバイス」の一場面(C)2021 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

 特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの新作「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系)の放送が、9月5日午前9時にスタートする。主人公・五十嵐一輝(前田拳太郎さん)が変身する仮面ライダーリバイと、相棒の悪魔バイスが変身する仮面ライダーバイスが、“一人で二人”の最強コンビの仮面ライダーリバイスとして戦う今作。放送前に、ここで改めて新仮面ライダーの見どころを紹介したい。

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 ◇主人公は銭湯営む一家の長男 父はダメおやじ?

 「仮面ライダーリバイス」は、仮面ライダーの生誕50周年記念作品。主人公の一輝が大切な家族を守るため、内に宿る悪魔バイスと契約して仮面ライダーリバイに変身。悪魔バイスが変身する仮面ライダーバイスと共に、“一人で二人”のコンビの仮面ライダーリバイスとして、悪魔の始祖・ギフの復活をもくろむ悪魔崇拝組織「デッドマンズ」と戦う姿を描く。「仮面ライダーセイバー」のパイロット監督などを務めた柴崎貴行さんがメガホンをとり、「悪夢シリーズ」などを手掛けた小説家で映画監督の木下半太さんが脚本を担当する。

 主人公の一輝は、銭湯「しあわせ湯」を営む、五十嵐家の長男。正義感が強くて世話焼きで、熱い気持ちだけは誰にも負けない……という性格で、どんな無理難題でも「兄ちゃんに任せとけ!」と笑顔で引き受けてしまう。以前から時折、“悪魔のささやき”が聞こえていたが、無欲な性格ゆえ、まったく興味を持たなかった。しかし、デッドマンズの襲撃に遭遇したとき、家族を守りたい思いから自身に宿っていた悪魔バイスのささやきに初めて耳を傾け、契約を交わして仮面ライダーに変身する。決めぜりふは「沸いてきたぜ!」だ。

 一輝に宿るバイスは、ノリが軽くて聞きわけのない迷惑千万な悪魔。一輝との契約により、仮面ライダーバイスとして実体化し、デッドマンズと戦う戦力となる。一輝をからかってばかりで、終始、まるで漫才のような言い合いをする。声をアニメ「ドラえもん」のジャイアン役などで知られる人気声優の木村昴さんが演じる。

 五十嵐家の次男で、政府直属の特務機関「フェニックス」に志願してデッドマンズとの戦いに身を投じていく大二を日向亘さん、五十嵐家の末っ子で現役高校生のさくらを井本彩花さん、3兄妹の父で動画投稿サイトの人気クリエーターとなって一獲千金を夢見ている元太を戸次重幸さん、3兄妹の母で「人間、どんなことがあっても熱いお風呂につかれば復活できるのよ」が口癖の幸実(ゆきみ)を映美くららさんがそれぞれ演じる。

 ◇敵対するのは“美しき女王” 仮面ライダー大好き博士も

 リバイスの敵であるデッドマンズは、遺跡から発見されたミイラのギフを復活させようと、信者たちに体内の悪魔を解き放てと訴えかける。メンバーは、すでに3人が発表されている。組織を束ねるのは“美しき女王・アギレラ”。幼いころから天涯孤独の身だったため、愛というものを信じておらず、家族などまやかしの幸せにすぎないと考えている、家族思いの一輝とは対照的なキャラクターだ。浅倉唯さんが演じる。

 アギレラの右腕であり、人間をそそのかして怪人を生み出すオルテカを関隼汰さん、アギレラのボディーガードで荒々しく戦闘的な性格のフリオを八条院蔵人(くろうど)さんが演じる。3人とも人間体で、これまでの仮面ライダーシリーズの悪役とは一線を画すド派手な衣装が特徴的だ。

 そんなデッドマンズから、人々の平和を守るために組織された、政府特務機関「フェニックス」。研究員の天才科学者・ジョージ・狩崎を中心に、「バイスタンプ」を使ったライダーシステムを完成させる。ジョージ・狩崎は、仮面ライダーシリーズが大好きで、特に平成仮面ライダーの熱狂的ファン……という設定も。濱尾ノリタカさんが演じる。

 ◇ホバーバイクに“超必殺技”… エンターテインメント性に満ちあふれた作品に?

 すでに放送に先駆け、7月に公開された映画「セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記」(田崎竜太監督)の同時上映の短編や、前作「仮面ライダーセイバー」の増刊号「新たなページが、開くとき、」に登場し、話題となったリバイとバイスの“最強コンビ”2人。その漫才のような掛け合いが、作品の明るい雰囲気を感じさせた。また、家族に焦点を当てている点も、これまでの仮面ライダーシリーズとは一線を画すように思える。

 すでに予告されている“空前絶後のホバーバイク”アクション、2人が合体して繰り出す“超必殺技”、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾さんが起用された変身ベルトの音声など。エネルギッシュで、エンターテインメント性に満ちあふれた作品になりそうだ。

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