山寺宏一:「範馬刃牙」で“難しい役トップ10”挑戦 「これは音声化不可能!」さじを投げそうに

「範馬刃牙」のノンクレジットエンディング映像の一場面(C)板垣恵介(秋田書店)/範馬刃牙製作委員会
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「範馬刃牙」のノンクレジットエンディング映像の一場面(C)板垣恵介(秋田書店)/範馬刃牙製作委員会

 板垣恵介さんの格闘マンガ「刃牙」シリーズの第3部が原作のアニメ「範馬刃牙」の全12話が、Netflixで9月30日から一挙配信されることに向けて、山寺宏一さんら声優陣がコメントを寄せた。“マウス”と呼ばれる3人組のリップ、トゥース、タングを演じる山寺さんは「せりふを一文字ずつ3人で割って話すが、1人が話してるようにスムーズ。それでいて、その音の異質さに聞く者は混乱する。原作を読んだ時『これは音声化不可能! 僕にはできません!』とさじを投げたくなりました」とコメント。「しかも、顔も体形もそっくりだが、声と口調はチョットずつ変えたいとのリクエスト。これまでたくさんのアニメキャラクターを演じてきましたが、確実に『難しい役トップ10』に入るでしょう。結果どのように仕上がったかは、皆さんの目と耳で確かめてください!」と明かした。

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 超ド級の猛者のジュン・ゲバルを演じる野島健児さんは「まさか出演させていただけるとは、驚きとうれしさでいっぱいでした。ゲバルという役どころとしてはなかなかの体格で力強い頼もしく熱い存在で、久しぶりにこういった役を演じたのですこし不安もありましたが、自分のありったけの筋肉を意識して声を作っていきました。劇中歌うシーンもありましたが、ちょうどイタリア歌曲のレッスンを個人的に受けているところでしたので、レッスンの成果が出ているといいのですが……。楽しんでいただけたらうれしいです!」とコメント。

 米国一ワガママとされるオリバの最愛の恋人のマリア役の小山茉美さんは「一つ一つのせりふにいろいろな含みがあるようで本当に難しい役でした。あんなに美しかったマリアがあの姿に至るまでを私なりに想像してみたのですが……いまだに不明。きっと想像もできないほどの凄惨(せいさん)な経緯があったのでしょう。だからそんな心の痛みを分かち合えるオリバとの深い愛を感じていただけたらと、祈るような想(おも)いでマイクに向かいました。それにしてもスタジオ内のあの一発勝負的なテンション、お見せしたかったです。すごかった~!」と話している。

 最強ボクサーのアイアン・マイケル役の間宮康弘さんは「押忍!! この度アイアン・マイケルを演じさせていただいた間宮康弘だ。ガキの頃から刃牙をたしなんでいた俺にとって、今回の出演は正に恐悦至極、愉快適悦!! 手加減不要! チャンプに喉などいらぬ!と、声なぞ捨てる気合で挑ませていただいたぜ。さあ! ついに今月末『範馬刃牙』が配信開始だ! 全世界の刃牙を愛する同士諸君!」とコメントを寄せた。

 刑務官のボブ・マッカーシーを演じる江原正士さんは「刑務所の看守役は、トム・ハンクスの映画(グリーンマイル)以来、2度目でしたが、今回は超常現象ではなく、肉体と肉体の超絶格闘を目の当たりにする役どころで、ちょっと考えさせられました。主人公のように圧倒的に精神および肉体が強くなくとも、やはり男は?!男の子は!僕たちは、いや我々は……、範馬刃牙の強さを得るのはかなわぬ夢なれど、せめて、あの不屈の精神力だけは手に入れたいなあーっと思いました」と話している。

 ダンス・ボーカルグループ「GENERATIONS from EXILE TRIBE」によるエンディングテーマ「Unchained World」が流れるノンクレジットエンディング映像もYouTubeで公開された。

 「刃牙」シリーズは、地下闘技場のチャンピオン・範馬刃牙や刃牙の父で“地上最強の生物”の異名を持つ範馬勇次郎ら格闘家の戦いを描く格闘マンガ。1991年に「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で第1部「グラップラー刃牙」の連載をスタート。現在は第5部にあたる「バキ道」が連載されている。テレビアニメ第1期「最凶死刑囚編」が2018年7~12月に放送された。第2期「大擂台賽(だいらいたいさい)編」が2020年7~9月に放送。Netflixでも配信されている。

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