タレントの井上咲楽さんが、ファーストフォトブック「さよなら MAYUGE」(幻冬舎、1650円)を9月15日に発売した。トレードマークの“太眉”をカットしたことで話題となっている井上さんが、これまで見せたことがない表情や磨き上げられたボディーを披露しているほか、人生のターニングポイント、今の気持ちを語ったロングインタビューも収録。仕上がりについて「何の後悔もありません。自分の見た目に満足しているという意味ではなく、できることは全部やった上で、自分の中で最高の一冊にはなったので」と手応えを明かす。また、太眉をカットしたことで、周りからの印象がガラリと変わったという井上さんに現在の心境などを聞いた。
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フォトブックのタイトルは「さよなら MAYUGE」となっているが、井上さんは、決して太眉時代の自分を否定はしていないという。
「デビューから今まで自分がやってきたこと、伸ばしていた眉毛も間違いではなかったと思うし、眉毛を剃ってこなかった6年間があっての今の自分なんだってすごく思うので、過去の私もこれはこれでよかったと思っています。もちろん、早く(眉毛を)剃っていたら、また違った未来があったのかもしれないのですが、私は剃ってこなかった6年間、いろいろなことを経験して、苦しかった頃とか、そのときの感情をひっくるめて、よかったんだって今は思えるし。また同じ体験をしたいかって言われると、それはまた違う話ではあるのですが(笑い)。それがあったからこそ、今やれていること、できることがあるなって」
フォトブック制作にあたって、撮影までの期間は「1日も無駄にせずに過ごした」と胸を張る井上さんは、「ジムに行ったり、やれることは全部やったので、何の後悔もないですし、『ここはこうすればよかった』とかも、本当になくて、後悔のない一冊になりました」と充実感をにじませる。
表紙をはじめ、見事な“美腹筋”も披露しているが、井上さんは「ジムに行ったり、ほぐピラ(『ほぐす』と『ピラティス』を掛け合わせたエクササイズ)で2週間で一気に仕上げました。次の仕事まで30分しかできないと分かっていても、その時間をジムに充てたりしました」と明かす。
食事に関しても「パサパサのごはんを食べていました。脂質制限していたので。あとはササミやゆで卵と、その期間は1食あたりの脂質やタンパク質の摂取量を決めてやっていたので、ごはんを食べるというよりも、栄養摂取をしていた気分でした」と振り返った。
フォトブック制作を通じて、変わっていく自分を実感した。
「やっぱり楽しいです。変わるってことは、自分が何かを起こさなくてはいけないですし、そうやって決断したり、自分のために時間を使えることはある意味、至福だなって。今って見せてこその時代、誰かに見てもらってこその時代と捉えてはいるのですが、見せるにしても見せないにしても、自分の変化を楽しめるってぜいたくなことだなって感じました」
また、自分について“発見”したこともあったといい、「表情一つとっても、こんな大人っぽい表情するんだっていうのはありました。それこそ眉毛を剃る前は、無邪気な表情しか似合わないと思って、恥ずかしさがあったのですが。今は大人っぽい表情もできるし、してもいいんだって思いました」と話す。
“変化”や“発見”という意味では、「眉毛を剃ったことで、本来好きだったものが、より浮き彫りになったなって思っていて」とも明かす井上さんは、「食生活でいえば、発酵食品が好き、手作りが好き、昆虫食が好きで。最近は結構、肌を褒めてもらえることが多くて、『肌を美しく保つには普段どうしているんですか』とよく聞かれるのですが、それが発酵食品好きってところにつながったり」としみじみ。
続けて「昆虫食とかも、それこそ“太眉”だったころは、ゲテモノっぽい感じで見られることが多かったのですが、『自然的』とか『ヘルシー』や、サステナブルなイメージを持ってもらえるようにもなりました」と周りからの印象が大きく変わったことを告白し、「そうやって、眉毛を剃ったことがいろいろなものに結びついていくのが、自分としてはすごくうれしいですし、めちゃくちゃありがたいなって思っています」と、思わぬ恩恵に笑顔を見せた。
※ヘアメーク:加藤志穂(PEACE MONKEY)▽スタイリング:筒井葉子▽衣装協力:グリーンキャミソールワンピース=マサコ テラニシ(アプレドゥマン)/イヤリング=アンテプリマ(アンテプリマ 新宿高島屋店)/サンダル=スタイリスト私物
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