佐藤健:阿部寛のLINEに衝撃 「“ぴえん”の顔がついてました」

映画「護られなかった者たちへ」の初日舞台あいさつに登場した佐藤健さん(左)と阿部寛さん
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映画「護られなかった者たちへ」の初日舞台あいさつに登場した佐藤健さん(左)と阿部寛さん

 俳優の佐藤健さんが10月1日、東京都内で行われた主演映画「護(まも)られなかった者たちへ」(瀬々敬久監督)の初日舞台あいさつに共演の阿部寛さんらと登場した。阿部さんとLINEの連絡先を交換したという佐藤さんは、「阿部さんがどういうスタンプとか絵文字とか使っているのか、すごく興味深かったんですよ」と説明。また、初めて阿部さんにメッセージを送った際のエピソードとして、「『お願いします』というシンプルな一言に、最後に(可愛く泣いている様子を表す顔文字の)“ぴえん”の顔がついてました。阿部さん、“ぴえん”使われるんですね」と佐藤さんが驚いたことを話すと、阿部さんは「なんだったら、もっとたくさん……」と応え、佐藤さんを笑わせていた。

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 今作は、当初は2020年4月にクランクインの予定だったが緊急事態宣言の影響で延期になるなどの困難を経て公開。佐藤さんは、無事に初日を迎えた心境について、「大変うれしく思います。撮影できないんじゃないかということを一時期覚悟するぐらいだったので。なんとか撮影できて、無事に撮り終えることができて、本日やっと、皆様にお届けすることができる。非常に感慨深く思っています」と喜びを表現。また、新型コロナウイルスによる状況が落ち着いてからしたいことを聞かれると、「今やっている作品でも共演者とご飯行ったりできないんですよ。それが結構しんどくて……。今回も宮城でご飯行ったりできなかったので、まずはこの『護られなかった者たちへ』の皆さんと食事に行きたいですね」と願望を明かしていた。

 舞台あいさつの最後に、佐藤さんは「日々つらいこと、悲しいこと、悔しいこと、理不尽なことに怒りを覚えることがあると思います。この作品には、社会が、世の中が、少しでもよくなるようにという祈りが込められています。皆さんの明日が今日より素晴らしいものであることを願っています」とあいさつし、締めくくった。

 舞台あいさつには清原果耶さん、瀬々監督も登壇した。

 「護られなかった者たちへ」は、「このミステリーがすごい」受賞作家・中山七里さんの同名小説(NHK出版)が原作。東日本大震災から10年目の仙台で、全身を縛られたまま放置され“餓死”させられる不可解な連続殺人事件が発生。捜査線上に浮かんだのは、別の事件で服役し出所したばかりの利根(佐藤さん)。利根と被害者たちとの接点を見つけ出した刑事の笘篠(阿部さん)が追い詰めていくが、決定的な確証をつかめないでいた。やがて第3の事件が起きてしまい……というストーリー。

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