テニスの王子様:アニメ20周年イベントに青学声優陣集結 “リョーマ”皆川純子、涙でファンに感謝

アニメ「テニスの王子様」20周年記念イベント「テニプリ 20th Anniversary Event -Future-」の様子(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
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アニメ「テニスの王子様」20周年記念イベント「テニプリ 20th Anniversary Event -Future-」の様子(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト

 許斐剛(このみ・たけし)さんの人気テニスマンガが原作のアニメ「テニスの王子様」シリーズの放送20周年を記念したイベント「テニプリ 20th Anniversary Event -Future-」が、10月10日に東京ドームシティホール(東京都文京区)で開催され、主人公・越前リョーマ役の皆川純子さんら声優陣が登場した。イベント終盤では、皆川さんが「一番ちゃんと伝えたいことは、たった一言『ありがとうございます』という感謝の言葉です。みんながいてテニスの王子様は20周年を迎えることができました」と涙ながらに感謝を伝えた。

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 イベントは、2001年10月10日のテレビアニメ放送開始から20周年を迎える記念日となる10月10日に開催された。皆川さんのほか、手塚国光役の置鮎龍太郎さん、大石秀一郎役の近藤孝行さん、不二周助役の甲斐田ゆきさん、乾貞治役の津田健次郎さん、菊丸英二役の高橋広樹さん、河村隆役の川本成さん、桃城武役の小野坂昌也さん、海堂薫役の喜安浩平さんという青春学園中等部(青学)のレギュラーメンバーのキャストが集結。立海大附属中学校の部長・幸村精市役の永井幸子さん、比嘉中学校の部長・木手永四郎役の新垣樽助さん、第1期のエンディングテーマを担当したKIMERUさんもゲスト出演した。

 イベントでは、年表などでシリーズ20年の歴史を振り返り、イベントのために手塚がプロを目指してドイツへ旅立つ前のストーリーを書き下ろした朗読劇も披露された。青学レギュラーメンバーのトークコーナーでは、ファンから募集した質問に声優陣が答えることに。「もし同じクラスに自分が演じるキャラクターがいたら?」という質問から「リョーマは勉強ができるの?」という話題に展開し、皆川さんは、リョーマは帰国子女のため国語が苦手と回答。リョーマの声で「漢字書けない」と言うと、客席からは笑いが起こった。

 エンディングでは、出演者が勢ぞろいした。高橋さんは「ファンの皆さんと近い距離で会えたことを久々にうれしく思いました。今後とも青学をよろしくお願いします!」とコメント。津田さんは「他の中学のみんなともまた一緒に何かできたら」と語った。皆川さんが感謝の思いをファンに伝えた。最後は、オールキャストでテレビアニメの初代オープニングテーマ「future」を熱唱。皆川さんは「20周年のきょう、また新たな一歩を踏み出すきょうになりました」と呼びかけ、置鮎さんの掛け声「テニプリ、ファイオー」で、イベントは幕を下ろした。

 「テニスの王子様」は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1999~2008年に連載されたマンガ。テニスの天才少年・越前リョーマが青春学園のテニス部で頭角を現し、ライバル校との戦いを通じて成長していく姿が描かれた。2009年から「ジャンプSQ.」(同)で新シリーズ「新テニスの王子様」が連載中。

 テレビアニメ「テニスの王子様」が2001年10月~2005年3月、「新テニスの王子様」が2012年に放送。フル3DCGの新作劇場版アニメ「リョーマ!The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様」(神志那弘志監督)が9月に公開された。約10年ぶりとなるテレビアニメシリーズ「新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP」が制作され、2022年に放送されることも話題になっている。

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