歌舞伎俳優の松本幸四郎さんと片岡愛之助さんが10月15日、大阪市内で開催された、京都・南座(京都市東山区)で公演される冬の京都の風物詩「吉例顔見世興行」の会見に参加。上方歌舞伎に由縁のある演目「雁(かり)のたより」で、三二五郎七を演じる幸四郎さんは「会社からお話があり、自分から言った役ではないです(笑い)」と明かし、「それを断らなかった自分の勇気を褒めたたえたいです(笑い)」と自画自賛していた。
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「歴史のある『雁のたより』を、東京の役者が演じるのはおそらく初めてじゃないかと思うぐらい、無謀なことだと認識しています」と語り、「役になりきって、自分自身を上方役者と思い込みながら務めたいと思います。誰よりも楽しみたいです」と意気込んでいた。
「雁のたより」では若旦那金之助として共演する愛之助さんは、「すっかり上方役者の幸四郎さんと一緒にお芝居をすることできるのは、上方役者としてうれしく思っています」と笑顔を見せていた。
「吉例顔見世興行」は、12月2~23日に南座で公演。三部制各2演目で行われ、幸四郎さん、愛之助さんが登場する「雁のたより」「蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)」などを上演。チケットは11月10日午後10時から電話、ウェブで発売される。
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