ゴールデンカムイ:テレビアニメ第4期制作 すがはらしずたかがチーフディレクター ブレインズ・ベース制作

「ゴールデンカムイ」のテレビアニメ第4期のティザービジュアル(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
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「ゴールデンカムイ」のテレビアニメ第4期のティザービジュアル(C)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会

 「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の野田サトルさんのマンガが原作のテレビアニメ「ゴールデンカムイ」の第4期が制作されることが12月5日、分かった。第1~3期は、難波日登志さんが監督を務め、ジェノスタジオが制作したが、第4期は、すがはらしずたかさんがチーフディレクターを務め、ブレインズ・ベースが制作する。杉元佐一やアシ(リ)パらが描かれたティザービジュアルも公開された。同日、川口総合文化センター・リリア メインホール(埼玉県川口市)で開催されたイベント「TVアニメ『ゴールデンカムイ』スペシャルイベント’21」で発表された。

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 第1~3期を手がけた難波監督は「第4期より、ブレインズ・ベースさんと、すがはらしずたかチーフディレクターに引き継いでいただけることになりました。第1期から第3期を監督させていただき私が感じたのは、原作の素晴らしさとアニメ化の難しさです。『ゴールデンカムイ』は骨太のストーリー、歴史物のリアリティー、アイヌや少数民族の言語やカルチャー、アクションとギャグ、表現しにくい下ネタなどなどまさに何でもありで、アニメ化にはハードルの高い作品です。その分チャレンジのしがいがある作品でもありました」とコメント。

 第4期に向けて「そのハードルは第4期でさらに高くなっています。今回バトンタッチする、すがはらチーフディレクターとブレインズ・ベースの制作スタッフなら、その高いハードルに果敢に挑み、前シリーズ以上の充実した仕上がりにしていただけると確信しています! 応援しています! 頑張ってくださいませ! ファンの皆様、第4期の杉元、アシ(リ)パたちの活躍を楽しみにしていましょう!」と話している。

 第4期のチーフディレクターを務めるすがはらさんは「この度、作品のかじ取りを難波監督より引き継がせていただくことになりました。『ゴールデンカムイ』という作品の持つ圧倒的な世界観、美麗な作画、緻密な考証、アクションやギャグ要素。何より骨太なストーリー展開。その情報量の多さにめまいを覚える中、出口はまだまだ見えておりませんが、難波監督と(第1~3期を手がけた)ジェノスタジオさんの作り上げたイズムを受け継ぎ、必死に食らいつくべく格闘する日々を過ごしております」とコメント。

 「とにかく原作、アニメのファンの皆さんに今まで以上に楽しんでいただけるよう、スタッフ一丸となって頑張っています。クライマックスに向けて、これからますます盛り上がる『闇鍋ウエスタン』。杉元とアシ(リ)パの新しい冒険を楽しみにしていてください!」と話している。

 「ゴールデンカムイ」は、2014年から「週刊ヤングジャンプ」で連載中のマンガ。かつて日露戦争で活躍した“不死身の杉元”が、北海道で死刑囚が隠した埋蔵金の手掛かりをつかみ、アイヌの少女らと共に冒険を繰り広げる姿を描いている。「このマンガがすごい!2016 オトコ編」で2位、「マンガ大賞2016」で1位、「第24回文化庁メディア芸術祭マンガ部門」でソーシャル・インパクト賞に選ばれたことも話題になった。コミックスのシリーズ累計発行部数は1700万部以上。テレビアニメ第1期が2018年4~6月、第2期が同年10~12月、第3期が2020年10~12月に放送された。

 第4期の制作決定を記念してショートアニメ「ゴールデン道画劇場」(第3期)がYouTubeで再公開される。2022年1月10日まで。

 ◇スタッフ(敬称略)

 チーフディレクター:すがはらしずたか▽シリーズ構成:高木登▽キャラクターデザイン:山川拓己▽アニメーション制作:ブレインズ・ベース

 ◇キャスト(敬称略)

 杉元佐一:小林親弘▽アシ(リ)パ:白石晴香▽白石由竹:伊藤健太郎▽鶴見中尉:大塚芳忠▽土方歳三:中田譲治▽尾形百之助:津田健次郎▽谷垣源次郎:細谷佳正▽牛山辰馬:乃村健次▽永倉新八:菅生隆之▽家永カノ:大原さやか▽キロランケ:てらそままさき▽インカ(ラ)マッ:能登麻美子▽二階堂浩平:杉田智和▽月島軍曹:竹本英史▽鯉登少尉:小西克幸

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