浅倉唯:「仮面ライダーリバイス」“アギレラ様”で人気 女王様要素「何一つない」も「純粋さと無邪気さ」大切に 

特撮ドラマ「仮面ライダーリバイス」アギレラ役で人気の浅倉唯さん
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特撮ドラマ「仮面ライダーリバイス」アギレラ役で人気の浅倉唯さん

 特撮ドラマ「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系、日曜午前9時)に出演中の浅倉唯さん。演じているのは、主人公・仮面ライダーリバイ/五十嵐一輝(前田拳太郎さん)らと敵対する悪魔崇拝組織「デッドマンズ」の首領・アギレラで、ファンからも“アギレラ様”と呼ばれ、熱い視線が注がれている。放送がある毎週日曜はツイッターのトレンド入りは当たり前の“アギレラ人気”について、「皆さんにこうやって注目してもらえるのは純粋にうれしいです」とほほ笑む浅倉さんに話を聞いた。

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 ◇地元・青森の友達から「別人みたい」 アギレラの好きなせりふは…

 「仮面ライダーリバイス」は、仮面ライダーの生誕50周年記念作品。主人公・五十嵐一輝が大切な家族を守るため、内に宿る悪魔バイスと契約して仮面ライダーリバイに変身。悪魔バイス(声・木村昴さん)が変身する仮面ライダーバイスと共に、“一人で二人”のコンビの仮面ライダーリバイスとして、悪魔崇拝組織デッドマンズと戦う姿を描く。

 9月のスタートからここまでを振り返り、「今回『仮面ライダー』シリーズ50周年ということで、そこまで積み重ねてきたものの重みやすごさを改めて感じています」と明かす浅倉さん。全国放送の作品に出られたことで、うれしかったこともあったといい、「地元の青森のみんなに見てもらえて、すごくうれしさを感じています。友達からは、普段の私とキャラクターが全然違うので『別人みたい』と言われました」と笑顔を見せる。

 演じるアギレラは、“美しき悪の女王”の異名を持ち、自由奔放で小悪魔的な言動や、深紅の肩出し衣装も大きな魅力だ。浅倉さんはアギレラに対して「根っこの部分はとても純粋で、子供と同じくらいの無邪気さを持っている」との印象を抱いているという。

 また「自分も中身は結構子供だなってずっと思っているので、そこは共通点。こうだと思ったらすぐに行動する、やりたいことにすぐに飛びつくところの好奇心の強さも似ていると思います」と共感を寄せる一方、女王様的要素については「私の中には何一つないです、そこだけはないです(笑い)」と強調した。

 劇中では、時として人生訓めいたものを繰り出すことがあるアギレラだが、浅倉さんも「私の胸に刺さったのは『幸せはつかもうとすればするほど遠ざかる。身を委ねるしかない』というせりふ。アギレラってこういうことを言うんだってびっくりしましたし、一理あるなって思いました」と感心。

 演じる上では、アギレラの「純粋さと無邪気さ」を大切にしているといい、「アギレラは悪役だけど一番純粋という立ち位置が面白い。その純粋さで、ひたすら自分の信念に向かって突き進むっていうのは、今後も変わらないんじゃないのかな」と“予告”した。

 ◇自身の変化にも期待 「コメディーにも、いつか挑戦してみたい」

 アギレラ人気に驚きつつ、現場では一人の新人女優として、役と格闘する日々を送っている浅倉さんは、1年という長い撮影期間を経て、「仮面ライダーリバイス」がクランクアップを迎える来年の夏ごろには、「演じることに対しての考え方がガラッと変わっていたら面白いなと思っています」と自身の変化にも期待する。

 さらには、「現時点では、自分と違った一人のキャラクターを演じることに楽しさを覚えつつ、自分が思った通りのことをカメラの前でしっかりと表現できているのか、そこと闘っている部分もあるので、今よりもっと成長できていたら」といった思いも抱き、「普段の自分と全然違うキャラクターを演じられるのはこの仕事ならでは。すごく楽しいですし、自分自身は決して面白い人間だとは思っていないので、また違った一面が見せられるコメディーにも、いつか挑戦してみたいです」と目を輝かせていた。

 そんな浅倉さんは、12月17日公開の「仮面ライダー」シリーズ50周年記念映画「仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ」(柴崎貴行監督)にもアギレラ役で出演する。

 「映画に出られると思っていなかったので、まずは出演できてうれしいです」と喜び、「1971年に始まった『仮面ライダー』シリーズ、その50年後の『仮面ライダーリバイス』、さらに50年後と、『時代を股に掛ける』という部分でも面白いと思いますし、『仮面ライダーリバイス』と同じく『家族』がテーマになっているので、そこも楽しんでいただけたら」とアピールしていた。

 ※柴崎貴行監督の崎はたつさき
 

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