仮面ライダーの生誕50周年記念作品「仮面ライダーリバイス」(テレビ朝日系、午前9時)。序盤で、主人公・五十嵐一輝(前田拳太郎さん)、弟の大二(日向亘さん)、妹のさくら(井本彩花さん)の三兄妹が、全員仮面ライダーに変身したことでも話題となっている。時にケンカもするが仲の良い三兄妹の“変身ポーズ”には、共通点があり、そこには大二、さくらから長兄・一輝へのリスペクトの思いが込められているという。前田さん、日向さん、井本さんに変身ポーズのこだわりとは? また、天才科学者のジョージ・狩崎を演じ、自身も“大の仮面ライダー好き”の濱尾ノリタカさんに、三兄妹仮面ライダーの見どころを聞いた。
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「仮面ライダーリバイス」は、一輝が大切な家族を守るため、内に宿る悪魔バイスと契約して仮面ライダーリバイに変身。バイスが変身する仮面ライダーバイスと共に、“一人で二人”のコンビの仮面ライダーリバイスとして、悪魔崇拝組織デッドマンズと戦う姿を描く。9月5日の放送開始から約3カ月、一輝だけでなく、弟の大二が仮面ライダーライブ、妹のさくらが仮面ライダージャンヌに変身する力を手にし、三兄妹仮面ライダーとしてデッドマンズとの戦いを繰り広げている。
一輝が仮面ライダーリバイに変身する際、腕を交差することで「50」を表現する特徴的な型「五十嵐ポーズ」。前田さんが名付けたその型を、後から変身することになった大二とさくらの変身ポーズにも「取り入れたい」と、日向さんと井本さんは前田さんに相談したという。日向さんと井本さんが、大二とさくらの一輝に抱く尊敬の念を、変身ポーズでも表現できないかと考えたからだった。
前田さん:2人から五十嵐ポーズを使いたいって相談されたときは、めちゃくちゃうれしかった!
日向さん:大二は兄ちゃんに劣等感を持っていますが、尊敬もしているので、そこに極力アレンジを加えず、(一輝)と鏡合わせになるようにやってみました。でも、同じ五十嵐ポーズでも全部一緒なのは違うなって思ったので、(構え方とか)大二だったら“大二らしさ”、さくらだったら“さくららしさ”を出したものになっています。
井本さん:お兄ちゃんたちが先に変身しているから、私はどんな感じにしようかなって悩みました……(笑い)。(さくらが得意の)空手や、女性らしさ、五十嵐ポーズを取り入れたいと、杉原(輝昭)監督、スーツアクターの宮澤(雪)さん、アクション監督の渡辺(淳)さんとも話し合いました。(結果、さくらの五十嵐ポーズは)あんまり見えなくなったのですが(笑い)。
前田さん:さくらは恥ずかしがり屋さんだからね(笑い)。でも、五十嵐ポーズは公式でいいのかな? 制作発表の時に勝手に名付けちゃったんですけど……。
日向さん:もう広まってるでしょ?
井本さん:うん(笑い)!
濱尾さん:自分が出演している作品なので、めちゃくちゃ色眼鏡で見てしまうのですが……。仮面ライダーリバイの(目新しい)カラーリング、大二とカゲロウの切り替わり、仮面ライダージャンヌのハイブーツなど女性らしさを出した姿……イケてんなって思います(笑い)!
12月17日には、「仮面ライダーリバイス」を中心としたストーリーが描かれる「仮面ライダー」シリーズの50周年記念映画「仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ」(柴崎貴行監督)が公開される。映画は、仮面ライダーが誕生した1971年と現代、仮面ライダーの誕生から100年後となる2071年の三つの時代を舞台に、封印から目覚めた最強の悪魔ディアブロとの戦いが繰り広げられる。映画には「仮面ライダーリバイス」の前作「仮面ライダーセイバー」(2020~21年)のキャストも出演。「仮面ライダーセイバー」のキャストは、仮面ライダーシリーズの映画への参加が、今作で“一区切り”を迎える。
前田さん:「仮面ライダーセイバー」の皆さんが劇場版でクランクアップになるので、目に焼き付けようと撮影に臨みました。秀くん(内藤秀一郎さん)には、「仮面ライダーリバイス」のスタート時に、「1年間あっという間に終わっちゃうから後悔しないように」って言われていたのですが、「仮面ライダーセイバー」の皆さんが卒業されていく姿を見て、いつかは自分たちにも終わりがくるんだなって改めて実感しました。(共演を通して)後悔がないように、これからもっと「仮面ライダーリバイス」を頑張らなきゃって思うようになりました。
前田さん:どれだけ時間がたっても、距離が離れていても、家族に変わりはない……というメッセージが込められた作品です。この作品を通して、“家族の大切さ”を伝えられたら、うれしいです。
日向さん:“平和を守る”という仮面ライダーの基盤となるものを突き詰めた作品じゃないかと思います。過去や未来を行き来する展開も面白いので、ぜひ見ていただきたいです。
井本さん:(仮面ライダージャンヌは)本編に登場してまだ間もないのですが、映画で仮面ライダーセイバーの皆さんと一緒に戦うことができたので、うれしかったです。“100年の歴史”という壮大な戦いが描かれる熱い作品になっているので、家族みんなで見ていただきたいです!
濱尾さん:(公開された)予告に、いろいろな仮面ライダーが登場することが話題になっていますが、自分も台本を読んだときに(テンションが)上がりました(笑い)! この人出しちゃうの!? こういう組み合わせ!?って、仮面ライダー好きならたまらない作品になっていると思います!!
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