岸辺露伴は動かない:編集作業「気持ち悪さ」残すことを意識 ユーモア部分で欠かせない、飯豊まりえ“泉京香”

ドラマ「岸辺露伴は動かない」の一場面 (C)NHK
1 / 5
ドラマ「岸辺露伴は動かない」の一場面 (C)NHK

 荒木飛呂彦さんの同名マンガを俳優の高橋一生さん主演で実写化したNHKのドラマ「岸辺露伴は動かない」(総合)の新作3エピソード(第4~6話)が、12月27日から3夜連続で放送中だ。荒木さんのマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの人気キャラクター・岸辺露伴(高橋さん)が主人公で、第1~3話が昨年末に放送されて話題を集めた。前作から引き続き演出を務めた渡辺一貴さんが、編集作業で意識したことや、飯豊まりえさんの好演が目を引く泉京香の役割について語った。

 ◇ポイントを若干ずらすことの“違和感”に面白さ

 本作は、岸辺露伴が遭遇する奇怪な事件や不可思議な現象に、女性編集者・泉京香と立ち向かうサスペンス・ホラーだ。

 ドラマの編集作業で意識したことは、「いい意味での“気持ち悪さ”を残すこと」だと話す渡辺さん。「ドラマを作っていると、視聴者が感情移入できるように、登場人物の表情を長めに映し出したり、編集のテンポにキレの良さを求めたりすることがあると思います。ですが、『岸辺露伴は動かない』では、視聴者が気持ちいいと思うポイントを若干ずらすというか、気持ち悪い感じをちょっと残すようにしています」と打ち明ける。

 「たとえば、効果音の入れ方でいえば、『ここから効果音が入ると気持ちいいだろうな』というところから、ちょっとだけずらすみたいな。やりすぎるとあざとくなってしまうのですが、ほんの少しの“違和感”が出ると面白いですよね」と語る。

 ◇作品に欠かせない“ユーモア” かなりの部分引き受ける京香の存在

 昨年の放送では、露伴と京香による“バディーもの”としての面白さも視聴者の注目を集めた。渡辺さんによると、今年の放送では「さらに二人のバディー感が増している」といい、「(二人の)会話のテンポがすごくよくなっています。息が合っているというか、相手のせりふが終わった瞬間にせりふがぽん、ぽん、ぽんと出てくる感じです」と説明する。

 京香の存在は、露伴のバディーとしても重要だが、劇中で描かれる「恐怖とユーモア」のうち、“ユーモア”の部分を描く上でも欠かせない存在だという。

 渡辺さんは、「荒木先生の原作は、恐怖とユーモアのバランスがすごくいい。圧倒的な恐怖だけでなく、さまざまなところにユーモアが出てくる。その恐怖とユーモアのバランスが絶妙だと思っているんです。実写化では、そのエッセンスは残さないといけないと思っていたのですが、その“ユーモア”の部分を、彼女がかなりの部分引き受けてくれているはずです」と期待を込めた。

 ドラマ「岸辺露伴は動かない」は28日午後10時に第5話「背中の正面」、29日午後10時に第6話「六壁坂」が放送される。NHK・BS4Kでは第4~6話が30日に一挙放送される。

写真を見る全 5 枚

マンガ 最新記事

MAiDiGiTV 動画

このページのトップへ戻る