カムカムエヴリバディ:オダギリジョーが持ち前の愛らしさ発揮 “豊富な経験”に演出担当は「常にヒヤヒヤ」

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で大月錠一郎を演じるオダギリジョーさん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で大月錠一郎を演じるオダギリジョーさん (C)NHK

 上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)。第10週ではオダギリジョーさん演じる「宇宙人」が、トランペット奏者の大月錠一郎(通称ジョー)であることが判明し、るい(深津さん)との親交を深めていく様子が描かれた。

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 ジョーはトランペットの腕前こそ一流だがどこか抜けている、分かりやすくいうと“天然”なキャラクターだ。第10週の演出を担当した松岡一史さんは「でもそこには愛らしさや、憎めないところがないと成立しないと思うので、そこをオダギリさんがいいバランスで演じてくださっている」と、オダギリさんの演技力の高さを語る。

 海外でも評価された長編映画デビュー作「ある船頭の話」(2019年)をはじめ、監督業もいくつか経験し、昨年は脚本・演出・犬役を務めたNHKの連続ドラマ「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」も話題になるなど、クリエーターとしても評価の高いオダギリさん。

 豊富な経験に基づいた演技で、「的確なことをやってくださるので、こちらも安心して見ていることができます」という松岡さんは、「オダギリさんはご自身で監督もやられているので、演出をするこちらは常にヒヤヒヤしています(笑い)」と冗談交じりに明かしていた。

 第11週の演出を担当した泉並敬眞さんも、「実はトランペットを吹くシーンもすごく努力していただき、指の動きも完璧なんですよね。裏では毎日NHKに来て練習していただいています」と撮影エピソードを披露。

 続けて「誠実かつ、面白く、予想できないようなアイデアを出していただくこともあります」と、オダギリさんの役作りへの真摯(しんし)な姿勢を語っていた。

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