MBS:「呪術廻戦」効果! 商品化権収入が過去最高、コンテンツ売り上げは倍に

「呪術廻戦」コミックス第1巻のカバー
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「呪術廻戦」コミックス第1巻のカバー

 MBSは1月19日、オンラインで社長記者会見を開催。2020年10月~2021年3月に同局の「スーパーアニメイズム」枠で放送され、劇場版アニメも話題になっている、テレビアニメ「呪術廻戦」が好評で、同局の商品化権の収入が、今年度第3四半期(2021年4~12月)において過去最高を記録したことが分かった。

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 商品化権の売り上げが含まれるコンテンツビジネス全体では、売り上げが前年比193%、粗利は171%に伸長。虫明(むしあき)洋一社長は「大きく伸ばした要因は『呪術廻戦』」と説明し、「我々がテレビ広告以外で伸ばしていきたいと考えているコンテンツビジネスが伸び、なかなか良い傾向だ。注力する意味合いがある数字になっている」と語った。

 「呪術廻戦」は、2018年から「週刊少年ジャンプ」で芥見下々(あくたみ・げげ)さんが連載中のマンガが原作。強力な“呪物”の封印が解かれたことで、高校生の虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)が呪いを巡る戦いの世界に身を投じることになる……というストーリー。

 劇場版は、「呪術廻戦」の前日譚(たん)にあたる原作コミックスの“0巻”の「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」が原作。2017年に「週刊少年ジャンプ」の増刊「ジャンプGIGA」(同)で全4話が掲載された。虎杖たちの1学年先輩の世代が登場するエピソードで、五条悟が、自身の死刑を望む高校生・乙骨憂太を都立呪術高専に転入させる。2021年12月24日の公開から2022年1月16日までの24日間で、興行収入が85億7000万円、観客動員が628万人を突破するなどヒットしている。

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