るろうに剣心:小池徹平主演ミュージカル上演へ 2020年公演がコロナで中止に 「今回こそは最後まで走り回れることを信じて」

ミュージカル「るろうに剣心 京都編」のビジュアル(C)和月伸宏/集英社
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ミュージカル「るろうに剣心 京都編」のビジュアル(C)和月伸宏/集英社

 和月伸宏さんのマンガ「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」が原作のミュージカル「るろうに剣心 京都編」が、俳優の小池徹平さん主演で上演されることが明らかになった。ミュージカルは2020年秋に上演を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で中止になっていた。今年5月17日~6月24日にIHIステージアラウンド東京(東京都江東区)で上演。主人公・緋村剣心を小池徹平さんが演じ、脚本、演出を小池修一郎さんが手がける。

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 小池徹平さんは「前回が中止になり、キャスト、スタッフの方々だけでなく、観劇を楽しみにしてくれていた方々全員がとても悔しい思いをしましたが、諦めずにいて本当に良かったなと思います。今回こそは、剣心として最後まで走り回れることを信じて、頑張りたいです。今このタイミングだからこそ、皆さんに楽しんで見てもらうことを考えながら励んでいき、僕自身、新しいチャレンジに全力でぶつかっていきますので、楽しみにしていてください」とコメントを寄せている。

 「るろうに剣心」は、幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた緋村剣心が明治維新後、不殺(ころさず)を誓った流浪人(るろうに)として、新たな時代の生き方を模索していく姿を描いたマンガ。1994~99年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメ化、実写映画化もされた。新章の「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-」が、2017年から月刊マンガ誌「ジャンプSQ.(スクエア)」(同)で連載中。

 緋村剣心の後継者として人斬り役を担っていた志々雄真実を黒羽麻璃央さん、幕府の御庭番衆の元御頭・四乃森蒼紫を松下優也さん、志々雄一派の十本刀の一人で超神速で移動する縮地法の使い手・瀬田宗次郎を加藤清史郎さん、大鎖鎌の使い手・本条鎌足を奥野壮さん、元赤報隊準隊士で剣心の仲間・相楽左之助を岐洲匠さん、神谷活心流道場師範代で剣心をそばで支える・神谷薫を井頭愛海さんが演じる。

 剣心が京都に向かう道中で出会うくノ一の少女・巻町操を鈴木梨央さん、志々雄を慕い愛している駒形由美を伶美うららさん、元・新撰組三番隊組長・斎藤一を山口馬木也さん、剣心の師匠で育ての親でもある十三代目飛天御剣流継承者・比古清十郎を加藤和樹さんが務める。

 ◇小池徹平さんのコメント

 「るろうに剣心」は、子供の頃ずっと読んでいた作品で、そのキャラクターと同じ格好をさせていただき、演じられることの喜びを感じています。個人的にもとても大好きな京都編なので楽しみです。緋村剣心のゆるい部分と、戦っている時の男らしい部分の二面性も出せたらいいなと思っているので、自分の中でメリハリをつけて演じたいです。演出の小池修一郎さんからお話をいただいた時に、「体幹を鍛えておいてください!」と言われたので、相当動くハードな舞台になるかもしれません(笑い)。

 今回の劇場となるIHIステージアラウンド東京は、何度も見に行ったことがあり、役者さんが舞台を走りまわっているのを見ていたので、僕自身も舞台に立ちたい、走りたいと思っていました。小池先生が、あの劇場をどう使ってどんな楽曲と共に皆さんの元に届けられるのか、今からワクワクしています。原作ファンの皆さんはもちろん、演劇が好きな方、ミュージカルが好きな方にも楽しんでいただけるよう、ステージをふんだんに使った、新しくて面白いエンターテインメントを皆さんにお届けできればと思っています。

 前回が中止になり、キャスト、スタッフの方々だけでなく、観劇を楽しみにしてくれていた方々全員がとても悔しい思いをしましたが、諦めずにいて本当に良かったなと思います。今回こそは、剣心として最後まで走り回れることを信じて、頑張りたいです。今このタイミングだからこそ、皆さんに楽しんで観てもらうことを考えながら励んでいき、僕自身、新しいチャレンジに全力でぶつかっていきますので、楽しみにしていてください。

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