薬屋のひとりごと
第36話 華瑞月
3月28日(金)放送分
人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの最新作「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」。昨年10月に上映された「前章 -TAKE OFF-」は、物語の鍵を握る土門竜介らヤマトの新人クルーの活躍が話題になった。2月4日に上映される「後章 -STASHA-」でも新人クルーの活躍が期待される。土門役の畠中祐さん、熱血で仲間思いな板東平次役の羽多野渉さん、抜群の操縦技能を持つ坂本茂役の伊東健人さんの新人クルーの声優3人に、「宇宙戦艦ヤマト」への思いを聞いた。
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伊東さん もちろん作品のことは知っていましたし、新シリーズも劇場で見ていたので、単純に楽しみでした。オーディションを受けさせていただき、自分としては意外な役で、どう演じられるのだろう?とドキドキワクワクしたこともありました。収録が始まるまでは、プレッシャーのようなものはなかったのですが、(原作では)古川登志夫さんが演じられていた役ですしね……。収録が始まると、いよいよ!という自覚が生まれてきました。
畠中さん 心からうれしかったのですが、プレッシャーも大きかったです。幼少期から父が歌を口ずさんでいましたしね。キャラクターの資料を見ると「宇宙戦艦ヤマトIII」の土門とは違いますし、スタッフ、キャストの皆さんで新しい「宇宙戦艦ヤマト」を作ろうとしています。熱い血を受け継ぎながら、自由にやらないと!という気持ちもありました。
羽多野さん 新シリーズのことは当然知っていましたが、今回、初めてオーディションの機会をいただきました。板東は、人間らしさがあり、内面の格好よさを感じていて、やりたい!という思いがあったので、うれしかったです。香盤表のキャストの方々のお名前を見て、ワクワクが止まらなくなりました。とんでもない現場なんです! 本当にうれしいです。
伊東さん 坂本は、空気を重くしすぎず、空気を和らげることを意識していました。「ここはどれくらいマジになっているのか?」と相談させていただきながら、演じていました。戦闘中に軽すぎると違いますし、重すぎても違います。そこを考えていました。新人クルーがゲームをしているシーンがあるのですが、そこは芝居をしようとしていない(笑い)。家のベッドに腰掛けて携帯ゲーム機で遊んでいるような声量でした。
畠中さん 前章では、土門が抱えている心の問題が描かれています。難しいところもありました。藪(助治)に「分からないんだ」と吐露するシーンは、僕自身も答えが分からないまま、土門と同じように揺れていました。分からない部分は、決着を付けるよりも、そのままの気持ちで演じようとしました。(シリーズ構成、脚本の)福井(晴敏)さん、監督も「分からないなら、分からないまま出したら、それが土門になるから」と声をかけていただいたので、すごくやりやすくて、悩みながらできたのは、面白い体験でした。若い土門が悩みながら正義を貫き、成長するところは、演じていて胸が高まりました。
羽多野さん 前章のさまざまなシーンでも分かりますが、板東は同期のつながりを大事にしています。仲間のことも自分のように考えています。新人クルーの若さが描かれていて、先輩クルーとの違いは戦争の経験値です。経験していないから青さがあります。その差が出ればと思いながら演じていました。
伊東さん コロナ禍ということもあり、一人ずつ収録したので、これまでの「宇宙戦艦ヤマト」の先輩たちの演技から感じ取って、作り込もうとしました。先輩の皆さんに付き従っていく気持ちでした。素晴らしい先輩たちばかりなので、脳が喜んでいる感じもありました。ありがたい時間でした。
畠中さん 薮役のチョーサンさんの声を聞きながら、掛け合いをさせていただいたシーンは、ものすごい没入感でした。シビれました。先輩たちのすごさを耳で感じ、これを一緒にできたら……という思いもありました。古代艦長(役の小野大輔さん)とも一緒に収録して、生で聞いたら泣いちゃうだろうな……と。根底にある熱量がすさまじいので、それが作品の熱量になっていると感じていました。
羽多野さん 「宇宙戦艦ヤマト」は、大きなタイトルですし、責任も感じています。先輩のお芝居を聞くと、本当にすごいんです。プライド、個性などの殴り合いみたい(笑い)。皆さんの個性が強いんですよね。宇宙は広いけど、心細さを感じない。この作品に入り込む喜びを感じていました。
畠中さん みんなで録(と)れるとしたら、プレッシャーもあるでしょうね。失敗したら、どうしよう!?となったり。
伊東さん 汗の量が尋常じゃないだろうね。
羽多野さん 先輩と一緒だったら、畠中君は本番の3秒前までイジられそう(笑い)。
畠中さん そうですね(笑い)。ありがたい話ですけど。うわ~、すごく緊張しそう。
伊東さん 前章は、緊迫感のあるシーンで終わっていて、後章は最初からフルスロットルです。前章は“静”からのスタートだとしたら、後章は“動”からのスタートになります。テンションが上がった状態で見ることができるはずです。ぜひぜひ楽しんでほしいです。
畠中さん タイトルが「STASHA(スターシャ)」ということもあり、彼女をめぐる物語になっています。台本を読んでいて、胸が熱くなりました。デスラーも人間だなあ、古代も人間だなあ……と。守りたいものを貫く男たちの姿が胸に響きました。最後までドキドキすると思います。
羽多野さん 前章では、新人、先輩の考え方の違いが描かれていましたが、後章では、古代艦長たちの思い、新人クルーの思いが一つになり、強大な困難に立ち向かっていきます。伊東君も言っていましたが、まさにフルスロットルな感じがしますね。立場が違うキャラクターたちが、心をどう通わすのか?というところも後章の面白さだと思います。いろいろなことを感じてほしいですね。
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