カムカムエヴリバディ:幼少期ひなた役、新津ちせの演技絶賛 「オーディションでずば抜けていた」と演出担当

連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で少女時代のひなたを演じる新津ちせさん (C)NHK
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連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で少女時代のひなたを演じる新津ちせさん (C)NHK

 女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さん主演のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)。1月31日放送の第63回から、三代目ヒロイン・ひなた(川栄さん)の幼少期を演じる、新津ちせさん(11)が登場した。第14週の演出を担当した二見大輔さんは、「ひなたの幼少期は新津さん以外にはいなかった」と絶賛する。

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 新津さんは、2021年9月に活動を休止した音楽ユニット「Foorin」の元メンバー。子役としても活躍し、過去には朝ドラ「エール」のほか、連ドラ「極主夫道」(日本テレビ系)、映画「3月のライオン」(大友啓史監督)などの話題作にも出演。「カムカムエヴリバディ」への出演は、オーディションで決定した。

 二見さんは、新津さんについて「オーディションでは、魅力的な子はたくさんいましたが、“ひなた”というキャラとのシンクロ性が、新津さんは特にずば抜けていた」と振り返り、「お芝居もそうですし、彼女が女優をやりたいという思いがすごく強い」と感じたという。「朝ドラは撮影時間が限られている中、相当数のシーンを撮らないといけない。そういった中、台本を成立させるため、新津さんの力が必要だと、チームで話し合いました」と、新津さんを起用した理由を明かした。

 演出では新津さんに対して、「そこに生きているよう、伸び伸びと芝居をしてほしい」と考えたといい、「るい(深津さん)とジョー(オダギリジョーさん)が作る空気の中に、いかに溶け込んでくれるかということを考えて、組み立てていきました」と語る。

 「台本に書かれていることだけでなく、その場で起こった変化にも、瞬時に対応していました。これはまねできない。才能として感じ取って、芝居を変化させていく。新津さんは小学校5年生なのにできるんです。すごいなと思いました」と絶賛。幼少期のひなたを演じる新津さんの“天才的”な演技に注目したい。

 「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。

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