ノルウェイの森:“世界のハルキ”はこうして生まれた 作品誕生の秘密と魅力 担当編集、友人、映画監督が証言 「アナザーストーリーズ」

村上春樹さん初の恋愛小説で、累計1000万部を超える大ベストセラー「ノルウェイの森」
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村上春樹さん初の恋愛小説で、累計1000万部を超える大ベストセラー「ノルウェイの森」

 作家・村上春樹さんを世界に知らしめた大ベストセラー小説「ノルウェイの森」が、2月1日午後9時から放送されるNHK・BSプレミアムのドキュメンタリー番組「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」で特集される。副題は「『ノルウェイの森』 “世界のハルキ”はこうして生まれた」。誕生の秘密と魅力を、30年以上にわたって村上さんを担当した編集者、同時代を生きた友人たち、「ノルウェイの森」を映画化したベトナム出身のトラン・アン・ユン監督が明かす。

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 「ノルウェイの森」は、村上さん初の恋愛小説として1987年9月に出版された。1960年代末の若者たちの愛と性、そして死が描かれ、累計1000万部を超える大ベストセラーに。鮮やかな赤と緑の装丁も人気を集め、町中に本を持って歩く若者の姿があふれた。

 番組には、 村上さんのデビュー当時からの担当編集・斉藤陽子さんが登場。斉藤さんが村上さんにある提案をしたことが、「ノルウェイの森」誕生に結びついたという。原稿を読んだとき、「思わず涙した」とる語斉藤さんだが、「ここまでのベストセラーになるとは思わなかった」と明かす一幕もある。

 「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」は、残された映像や決定的瞬間を捉えた写真を、最新バーチャルで立体的に再構成し、事件の“アナザーストーリー”に迫る、マルチアングルドキュメンタリー。女優の松嶋菜々子さんがナビゲーター、俳優の濱田岳さんが語りを務めている。

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