俳優の竹内涼真さんが2月4日、都内で実施された劇場版アニメ「鹿の王 ユナと約束の旅」(安藤雅司監督)の初日舞台あいさつに登壇。初のアニメ声優挑戦を振り返って「自分の中の可能性がまた一つ広がった。こういう素敵な世界もあるんだな、と。また、もっと飛び込んでみたい」と話した。
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声優としての役作りの苦労を聞かれた竹内さんは「もちろん難しい。ただ、役作りという面では、(役者としての役作りと)特別違うかと言えばそういう印象はない。台本から読み取れる情報と、監督が描いている絵、人物の完成形の絵が答えとしてある。そこから自分が作った役作りと(重ねて)、どういう声が出てくるのか、(製作陣や観客などが)どういう声を聞きたいのか自分なりに一生懸命準備していった」と振り返った。
安藤監督は「音響監督さんたちとブースで聞きながら、OKテーク出るんですよ。でも竹内さんから『もう一回やらせてくれ』と。OKテークを録ってるから、『とりあえずやってもらおう』とやってもらうと、実は『もう一回やらせてくれ』と言ったやつのほうがいい。その発見があって、そのうち『もう一回やらせてくれ』と言うのを待つようになっていた(笑い)」と話した。
竹内さんは、声優業の今後について「やってみたいですよ! もし機会があるならば」と意欲満々。「僕、自分の声あんまり好きじゃないんですけど、(周囲の人が)『良かった』と言ってくれて自信がついた」とニッコリ。
さらに、安藤監督から、自身の似顔絵が描かれたイラスト色紙をサプライズでプレゼントされて「こんなにキレイに描いてもらったの初めてです。安藤さんスゴい!」と感激。色紙を見つめながら「これは熱いな〜!」と笑顔をこぼした。
登壇を予定していた女優の杏さんは、新型コロナウィルス陽性者に関わる濃厚接触者の認定を受けて欠席。会場では「とても元気なので、駆けつけたい気持ちではありますが、残念ながら本日はそれが叶いませんでした。奇しくも、この作品が共通点を見出しやすい世の中になっている現況ではありますが、その分、より多くの共感と勇気を得て、未来へ踏み出すきっかけとなると思います。私たちのこの世界にも、『鹿の王』がきっと現れると信じています。また、皆様にお会いできることを、心より楽しみにしています」と杏さんのコメントが代読された。
「鹿の王」は、巨大帝国が他民族に侵略を繰り返す世界で、謎の病が発生し、感染から生き残った父子や、命を救うために奔走する医師の絆を描いている。シリーズ累計発行部数は250万部以上。2015年本屋大賞、第4回日本医療小説大賞などを受賞した。
アニメは、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「パプリカ」などの作画監督で知られる安藤さんが監督を務め、キャラクターデザイン、作画監督も担当。安藤さんが監督を務めるのは初めてで、「亡念のザムド」などの宮地昌幸さんと共同監督となる。「銀の匙 Silver Spoon」などの岸本卓さんが脚本を担当し、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」などのProduction I.Gが制作する。俳優の堤真一さんが主人公の孤独な戦士ヴァン、竹内さんがもう一人の主人公の天才医師ホッサル、杏さんが暗殺者のサエの声優を務める。
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