人気ファンタジー映画シリーズの第3作「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」(デビッド・イェーツ監督)が4月8日に公開される。解禁されている同作の特報には、「ハリー・ポッター」シリーズとのつながりがちりばめられており、魔法ワールドの世界を楽しむことができるヒントが隠されている。新作公開前に、「ハリー・ポッター」シリーズを見た人が、「あっ」と気付くポイントを紹介する。
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「ファンタスティック・ビースト」シリーズの主人公、ニュート・スキャマンダーはハッフルパフ出身、ハリー・ポッターはグリフィンドール出身と過ごした寮は違うが、同じホグワーツ魔法魔術学校で学び、さらに共にアルバス・ダンブルドアの教え子である。魔法動物学者であるニュートが書き上げた「幻の動物とその生息地」という本は、魔法界で大ベストセラーになり、ハリーたちが通うホグワーツの教科書にもなっている。
特報にはホグワーツ城も登場する。「ハリー・ポッター」シリーズで、組分け帽子による寮を決める儀式やセレモニーを行うだけでなく、毎日の食事をとる場としても印象深い場所、大広間に生徒たちと一緒に食事をとるジェイコブ(ダン・フォグラーさん)の姿が。マグル(非魔法族)であるにもかかわらず、ダンブルドアにもらった杖(つえ)を自慢しながら生徒たちと談笑している一幕も。さらに、ダンブルドアがニュートに向かって「お見事! ハッフルパフに3点」と声をかけるシーンもあり、ホグワーツでの学校生活を想起させるポイントが詰まっている。
特報には、ニュートと兄のテセウスがダンブルドアに会うため、ホグワーツ魔法魔術学校にほど近い魔法使いだけの村、ホグズミード村を訪れる様子が映し出されている。そこで出会うのは、ダンブルドアの弟・アバーフォースだ。「ハリー・ポッターと死の秘宝」では、ダンブルドアとアバーフォースの間には根深い確執があり、妹であるアリアナの死にまつわる事件で決裂していることが明らかになっている。
アバーフォースは“名前を言ってはいけないあの人”ヴォルデモートに立ち向かうハリーたちを陰ながら見守り、手助けしてくれたことも忘れてはいけない。本作のタイトル“ダンブルドアの秘密”とは、この兄弟関係にも関連しそうだ。
“血の誓い”とは強力な魔法契約の一つで、ペンダントはその契約の証し。一度誓いを立てたら、ペンダントを破壊して誓いを破ることは不可能。ダンブルドアとグリンデルバルドは互いに戦わないという誓いを立てたため、直接攻撃し合うことができないのだ。特報でグリンデルバルドが持っていたペンダントは「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」で、ニュートとともに活躍する魔法動物のニフラーがこっそり奪っており、その行方が気になっていた人も多いはず。本作の重要アイテムになりそうだ。
「三つを所有する者は死を制する」と言われる“死の秘宝”の一つであるニワトコの杖。その力ゆえに多くの魔法使いが欲し、さまざまな伝説とともに語り継がれている。所有権は、前の所有者に勝つことで得ることができるが、この杖を扱うことができるのは並外れた能力を持つ魔法使いだけ。そしてこの杖は、間違った使い方をされるとすぐに持ち主を見捨てる。
「ハリー・ポッター」シリーズでは、マルフォイやハリーが手にする前の所有者はダンブルドアだったが、特報ではニワトコの杖はグリンデルバルドの手に。“血の誓い”によって互いに戦うことができないグリンデルバルドからダンブルドアの手に、どのようにして所有権が渡るのか注目だ。
ホグワーツに存在する、本当に必要としているときにだけ思い描いた部屋が現れる隠し部屋。「ハリー・ポッター」シリーズでは、分霊箱を隠すための部屋や“ダンブルドア軍団”の隠れ家として登場した。特報で登場する必要の部屋では、美しい装飾が施された謎のアイテムが宙に浮いており、ダンブルドアの手をとって、それに吸い込まれていくマグル、ジェイコブの姿が確認できる。
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