忍たま乱太郎：テレビアニメ30年目 “カメ子”水田わさび「可愛らしさとピュアさを意識」 平野正人、真山亜子、岡野浩介、緒方賢一コメントも
人気テレビアニメ「忍たま乱太郎」の新シリーズとなる第30シリーズが今春から放送され、放送30年目に突入することを受けて、声優陣がコメントを寄せた。しんべヱの妹・カメ子役の水田わさびさんは「カメ子ちゃんは『顔キャス？』といわれるくらい私に似ていて、演じることができて最高にハッピーです。お父様、お兄様思いでしっかり者のカメ子ちゃんですが、可愛らしさとピュアさも意識して演じています」と話している。
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水田さんは「祝30年。すごいです。おめでとうございます。先輩たちに囲まれてとても居心地のいいスタジオの雰囲気が大好きです」と話し、「しんべヱのパパ役の緒方賢一さんは私の芸名の名付け親でもあり、劇団時代の座長です。舞台でも共演してきて作品を通して親子役としても共演できて幸せです。演者としても視聴者としてもこれからも忍たま乱太郎を楽しみにしています。カメ子ちゃんの恋の行方が気になってる水田わさびでしたぁ」とコメントを寄せている。
しんべヱのパパ役の緒方さんは「いやぁ思い返せば、家族のみんなが無事で、健康でよかったなあ。現実はどうかの？ 愚かさが目立つのう。猿でさえ、子供に危害を加える相手がライオンであっても、敢然と立ち向かいますぞ！ 人間は、我が子なのに、一時的な感情でないがしろにしとる。なぜじゃ？ 忍が足りないのか？ 思いやりが足りないのか？ 愛が、自分中心だからか？ 30年を迎えるに当たって、考えさせられたのは、短絡的にならず、忍することじゃ、忍たまじゃ！ 忍、努力、理解、行動、これが平和の原点じゃ。よーし家族愛をさらに強めるぞ！ パパ！ 溺愛はほどほどに」と話している。
乱太郎の父ちゃん役の平野正人さんは「私は二代目で、25シリーズから参加。5年目になります。この歴史ある作品への途中参加は、ものすごい緊張とプレッシャーがありましたが、母ちゃん役の真山（亜子）さんに助けられながら収録して参りました」と振り返った。
「猪名寺家は、先祖代々三流忍者の家系。何とか乱太郎には一流の忍者になってほしいと、普段は農業をやりながら元くノ一の母ちゃんと協力して頑張っている父ちゃん。普段は弱々しいけど意外と実力のある父ちゃん。母ちゃんと息子を思う気持ちは誰にも負けない父ちゃん。そんな父ちゃんが私は大好きです。一年でも永くこの猪名寺平之介を続けられるように頑張ります」と話している。
乱太郎の母ちゃん役の真山さんは「『忍たま乱太郎』のオーディションでこの作品に出会ったとき、『すごく面白い！ この作品に参加できたら』と強く思ったことを覚えています。お陰さまで乱太郎の母ちゃんをやらせていただいて30年。母ちゃんはふくよかで肝っ玉。ちょっと頼りない父ちゃんだけど、二人はとても仲良し。そして親より出来のいい乱太郎がいて、幸せ家族です。アフレコでも乱太郎役の高山みなみちゃんに助けてもらってます（笑い）」とコメント。
「最後に、よく寄宿舎に帰る乱太郎を見送る父ちゃんと母ちゃんの姿がありますが、切ないけどまた帰ってくる日を待ちわびるふたりの気持ちが伝わってきて、じ～んとなります。これからも『忍たま乱太郎』見てくださいね！」とメッセージを送った。
山田先生こと山田伝蔵の息子、山田利吉役の岡野浩介さんは「第3シリーズから利吉をやらせていただいてますが、利吉を演じてまだ間もないころ、収録の合間に初代父上（大塚周夫さん）にいただいた言葉があります。『格好つけてると格好よくならないんだよ』。初代学園長（辻村真人さん）にいただいた言葉があります。『また会おうは、“また”で息を吸わない間をほんのちょっとだけ入れるつもりになると、次の“あ”がちゃんといえるんだ』。心も技術もここで学んだことがたくさんあります」と思いを語った。
続けて「今シリーズも忍術学園のみんなのいい兄貴、大人たちの頼れる若手、そして父上の背中を追いかける（あと、家に帰れとうるさくいう）息子として頑張ります！ 28年目の山田利吉18歳、よろしくね！」と話している。
「忍たま乱太郎」は、尼子さんのマンガ「落第忍者乱太郎」が原作。一流の忍者を目指して忍術学園に入学した忍者のたまごたちが巻き起こすドタバタ劇。原作は、1986年4月に朝日小学生新聞で連載がスタート。2019年10月に約33年の連載に幕を下ろした。アニメは、第29シリーズがNHK・Eテレで毎週月～金曜午後6時10～20分に放送中。
