フジテレビは4月から、毎週日曜午後9時に新バラエティー番組「呼び出し先生タナカ」を放送すると2月21日、発表した。MCは、お笑いコンビ「アンガールズ」の田中卓志さんで、田中さんがゴールデン番組のMCを務めるのは初めて。「平成教育委員会」や「クイズ！ヘキサゴンII」など同局の教育バラエティーの系譜を引き継ぎ、勉強と笑いを融合した“お笑い教育番組”となる。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　番組には、田中さん扮（ふん）する“タナカ先生”に呼び出された俳優やアーティスト、アスリート、アイドル、文化人、芸人などさまざまなゲストが“生徒”として出演。国語、社会、数学、理科、英語、美術、音楽、体育、家庭科など学校で必ず学ぶ内容のテストに挑戦し、タナカ先生が、生徒たちの惜しくも間違えてしまった解答や決して見られたくない誤答を、愛情たっぷりに“愛のムチ”でイジり倒す。

　田中さんは「こんな僕に大役をいただけるなんて！　芸能界に入って一番うれしい！と思いました。僕の持っているものをすべて出し切れるように、スタッフさんや共演者の皆さんと協力していきたいです」と意気込みを語っている。

　続けて、「“愛”と“正義”と“厳しさ”を兼ね備えた先生になりたいです。甘い環境下の芸能界に鋭くメスを入れて、批判覚悟で挑みたいと思います！　視聴者の皆さんには、最近あまり見ない、人間が厳しく叱られるところをお見せする形になるかもしれません。でも、その中でも“愛”や“新たな発見”ができればと思っているので、ぜひ皆さんに見てほしいです！」とアピールしている。

　総合演出を手掛けるフジテレビの日置祐貴さんは「若手のネタの審査から情報番組のコメンテーターまで、もはや“先生”と呼ばれてもおかしくないほどの活躍を見せる田中さんが、満を持してタナカ先生として日曜日に教鞭（きょうべん）をとります。田中さんが“勉強”と“お笑い”で、家族皆さんで楽しんでいただける番組にしてくれると思います。とはいえ、教養のカケラもない教育バラエティーになるんじゃないかとワクワクしています」と期待を寄せた。