ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
人気スマートフォン用ゲームが原作のアニメ「あんさんぶるスターズ!!」の完全新作「あんさんぶるスターズ!!-Road to Show!!-」が3月4日から劇場上映される。新作では、アイドルたちがアイドルフィルムフェスティバルに参加するためニューヨークを訪れることになる。ゲームの配信が始まった2015年から約7年にわたり、主人公ユニット「Trickstar(トリックスター)」に属する遊木真(ゆうき・まこと)を演じるのが人気声優の森久保祥太郎さんだ。森久保さんに、作品、真への思い、新作アニメについて聞いた。
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「あんさんぶるスターズ!」は、私立夢ノ咲学院を舞台に、男性アイドルを育成するスマートフォン用ゲーム。2015年から配信されており、テレビアニメが2019年7~12月に放送された。森久保さんは、約7年にわたって真を演じる中で、ファンの熱気を感じていた。
「最初、ゲームの収録では、ワード数はそんなになかったですし、テレビアニメなどの展開があるとは思っていなかったですしね。気付いたら作品がどんどん大きくなっていました。7年ですか……。早かったですね。皆さんに愛していただき、『大好きです!』というお手紙をいただいたり、業界内でも『好きなんです』という話をしていただくこともあったり。イベントでも皆さんの熱量にびっくりしました。僕らが思っている以上の加速度で作品が大きくなっていたように感じています」
森久保さんが演じる真は、ユニット「Trickstar」に所属。キッズモデルの経験があり、ポージングの技術に優れている。朗らかで親しみやすい性格で、眼鏡がチャームポイント。明るく愛嬌(あいきょう)のある歌声を持ち、パフォーマンスは細やかで柔軟性がある。可愛らしいキャラクターで、森久保さんは、真を演じることになり、最初は驚いたという。
「気持ちを一段上げて演じるキャラクターですし、キャスティングしていただけて、びっくりしました。真君は可愛いですからね。ありったけの可愛さをかき集めています。声が高い低いなどではなく、気持ちを理解できるかが大切です。最初、性格をひもとくと、僕とは真逆なタイプだと思ったんです。演技をしているというよりも、スッと心の中に入りたいのですが、入るフックがなかなかなかった。ただ、客観的に見ているうちに、親心のようなものが生まれ、僕自身が彼を応援したくなった。ゲームの収録が進む中で距離感を縮めてきました」
テレビアニメの収録を経験し、森久保さんと真の距離がさらに近づいた。
「Trickstarのほかの3人は、付き合いの古い役者ですし、テレビアニメの収録で掛け合う時、最終的に真君としてのチューニングがバチッと合った気がしました。自然に声、芝居、気持ちがかみ合ったんです。この作品に限らず、共演者と一緒になることで、キャラクターがより固まることがあります。2019年の時点で、全員そろって録(と)ることができる現場は少なかったのですが、Trickstarの4人がずっと一緒だったことが大きかったです」
Trickstarのメンバーを演じるのは、氷鷹北斗役の前野智昭さん、明星スバル役の柿原徹也さん、衣更真緒役の梶裕貴さんで、4人のコンビネーションは抜群なのだという。
「普段も仲いいですから。僕は一人だけ世代が違うけど。先輩、後輩ではなく横位置の関係でいられるんです。みんなデビュー当時から知っています。大先輩でもないですし、ちょうどお兄ちゃん的な存在かな(笑い)。僕はそういう気持ちでいます」
新作アニメはテレビアニメに続き、菱田正和監督が手がける。菱田監督は「プリティーリズム」シリーズや「Fairy蘭丸~あなたの心お助けします~」「半妖の夜叉姫 弐の章」などでも知られ、コミカルな演出に定評がある。これまでも“菱田作品”に参加してきた森久保さんは、菱田監督の「作品愛」を感じているという。
「これだけ個性的なキャラクターがたくさんいると、バランスが難しいと思います。Trickstarを主軸としつつ、各キャラクターのスポットライトの当て方が丁寧です。監督の作品、キャラクター愛を感じます。アフレコの雰囲気もいいんですよね。監督、音響監督が和やかで。男ばっかりでむさ苦しいけど(笑い)。僕は楽しいです」
新作アニメの舞台はニューヨーク。テレビアニメの舞台だった学園を飛び出し、真たちが大きな世界で活躍することになる。
「舞台ががらりと変わり、スケールがすごく大きくなりました。ゴージャスな世界に行くことで、景色もガラッと変わります。ただ、これまで培ってきたもの、キャラクターの軸があるので、世界が変わってもブレないし、キャラクターがより羽ばたいていきます。それぞれのキャラクターに、テレビアニメでは描かれていないけど、ゲームで知っている関係性が、可視化されているところもあります。ゲームで知っていたことを体感できるはずです。スリリング、ドラマチックな展開もあります」
舞台が変わった中で、真の新たな魅力を発見したところもあった。
「真君の努力家な部分は知っていたけど、実はこういうところがあったんだ……と演じることで体感できたところもありました。ファンの皆さんと一緒に真君を見守ってきた立場として、真君がこの新作に参加できることもうれしいんです」
真をはじめとしたキャラクターがニューヨークで一体どんな活躍を見せてくれるのだろうか? 期待が高まる。
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