プリパラ:“DARK NIGHTMARE”河合健太郎&鵜澤正太郎 二人だから強くなれる! 男プリを盛り上げる!!

「アイドルランドプリパラ」の舞台「DANPRI STAGE -アイドルランド・オブ・ザ・デッド-」のビジュアル(C)T-ARTS/syn Sophia/ILPP(C)エイベックス・ピクチャーズ
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「アイドルランドプリパラ」の舞台「DANPRI STAGE -アイドルランド・オブ・ザ・デッド-」のビジュアル(C)T-ARTS/syn Sophia/ILPP(C)エイベックス・ピクチャーズ

 アニメやゲームが人気の「プリパラ」シリーズの男子アイドルチーム「DARK NIGHTMARE」。大江戸シンヤ、ウシミツによるチームで、2020年12月に上演された舞台「WITH by IdolTimePripara」に新キャラクターとして登場し、スマートフォン向けアプリ「アイドルランドプリパラ」と連動した配信アニメにも登場した。舞台では俳優、アニメでは声優として河合健太郎さんがシンヤ、鵜澤正太郎さんがウシミツをそれぞれ演じている。そんな「DARK NIGHTMARE」と同じく男子アイドルチーム「WITH」による新作舞台「DANPRI STAGE -アイドルランド・オブ・ザ・デッド-」が3月3~6日にヒューリックホール東京(東京都千代田区)で上演されることになった。アニメを手がける森脇真琴監督が原案監修を担当。アニメでは明かされていない男子プリパラ(男プリ)の完全オリジナルストーリーで、アイドルランドがゾンビパニックに陥るという。新作舞台の上演を前に「DARK NIGHTMARE」の河合さん、鵜澤さんに、男プリへの思いを聞いた。

ウナギノボリ

 ◇初めての歌とダンス 二人だから踏ん張れた

 --「プリパラ」シリーズにどんなイメージを持っていましたか?

 鵜澤さん 最初は、キッズ向けのアニメだと思っていたんです。でも、第1話から見始めたら、いい意味で裏切られました。固定概念が覆りました。誰が見ても面白い神アニメです。どっぷりハマってしまい、すっかりファンになりました。

 河合さん 僕は舞台に関わることになってから作品を知ったのですが、アニメを見て、ファンになりました。全話一気に見てしまったくらいで。DARK NIGHTMAREのキャラデザインはめちゃくちゃ格好いいんですけど、最初に見たときは「この世界に出てくるの?」と想像できないところもありました。僕は普段、舞台を中心に活動しているので、アニメにも出演させていただくことが新鮮でした。

 鵜澤さん 僕は逆に普段は声優として活動していますし、舞台への出演が新鮮でした。

 --DARK NIGHTMAREは、2020年12月の舞台「WITH by IdolTimePripara」で初登場しました。衣装に袖を通した感想は?

 鵜澤さん 自分が演じるキャラの衣装を着ることも新鮮でした。舞台が始まる前に採寸していただき、そこで初めて「舞台に出るんだ!」と実感がわきました。出来上がった衣装に袖を通して「これが自分なの!?」という驚きもありました。「プリパラ」の世界に入り、生まれ変わったような、魔法でコーデチェンジしたような気持ちになりました。

 河合さん 衣装は「動きづらいのでは?」とよく言われるのですが、そんなことは全然ないんです。皆さんが思っている6倍くらい動きやすいです。暑くもないですし。

 鵜澤さん ポイントはモフモフの尾ですね。触り心地が抜群です。触っていると落ち着くんです。

 河合さん 触っているよね(笑い)。

 --前作の舞台「WITH by IdolTimePripara」の本番やけいこで印象に残っていることは?

 鵜澤さん コロナ禍でしたので、けいこでもスタッフの方に消毒、換気をしっかりしていただき、本当に感謝しています。だからこそ「踏ん張らないといけない!」という気持ちがありました。

 河合さん 僕も鵜澤君も歌、ダンスはほぼ初めてだったんです。大きな舞台で歌って踊ることが怖かったところもあります。けいこでも苦労したところです。しかも演じるのが舞台ではじめて出てくる新キャラクターですし、不安がありました。今思うと「よくやったな!」と思います。「人間はここまで本気になれるんだ!」「打ち込むことができるんだ!」というくらいのパワーを発揮できました。二人で支え合い、切磋琢磨(せっさたくま)できたと思います。自分一人だったらできなかったはずです。仲間がいたから強くなりましたし、つらいことも踏ん張れたんです。

 ◇付き合っている疑惑!? ライバルで仲間

 --二人は舞台「WITH」が初対面だった?

 鵜澤さん そうです。最初は「大丈夫かな?」と緊張していました。全然話せなくて(笑い)。でも、仲良くなるペースがすごく速かったんです。双子なんじゃないかな?と思うこともあります。ライバルで仲間でもあります。

 河合さん 鵜澤君は声優、僕は俳優で、お互い違うフィールドだから教え合うことができたところもありました。違うジャンルの人と共演できたことが、新鮮で刺激がありました。仲がよすぎて、付き合っている疑惑もあるくらいです(笑い)。

 鵜澤さん お互いを尊重しあっているんですよね。僕は河合君を役柄にちなんで“殿”と呼んでいるのですが、殿は舞台に立つと、普段の殿じゃなくなる。一気に引き込まれます。引っ張ってもらっています。プライベートでは、本当に仲良しです。服がかぶったり、同じものを感じるところもあります。

 河合さん シンヤというキャラクターを演じることもあり「自分がDARK NIGHTMAREを引っ張っていかないといけない!」という気持ちもありました。僕自身もそういうところがありますしね。僕がシンヤ、鵜澤君がウシミツで本当によかった。逆は成立しないかもしれないです。

 --先輩であるWITHの3人(山下誠一郎さん、土田玲央さん、小林竜之さん)の印象は?

 鵜澤さん 僕と殿が逆だったら絶対にできないけど、WITHもそうですね。キャラクターそのものなんです。全部一緒ではないのですが、玲央さんの中に(高瀬)コヨイが存在しているし、3人の人柄がキャラクターとリンクしています。あの3人だからできるコンビネーションがあるんです。

 河合さん 僕らも不安でしたが、WITHの3人は最初、もっと不安だったと思います。WITHの3人が作ってくださったものがあり、すごく尊敬しています。新しい舞台もWITHがいるからできた。僕らは恵まれていますね。たくさんのことを学ばせていただいています。

 ◇新作舞台で挑戦も 概念にとらわれず

 --アプリ連動配信アニメ「アイドルランドプリパラ」の収録にも挑戦しました。

 河合さん 僕はアニメのアフレコが初めてだったので、初回の何日か前に鵜澤君に猛特訓してもらいました。何も分からなかったので。

 鵜澤さん 舞台のステージの空間、ライブの空間と収録は全然違いますからね。「プリパラ」のアニメはアドリブが多いんです。「自由にやってください」という空気なんですね。殿は舞台で活躍しているので、アドリブでもライブ感、生っぽいところが乗っていると思っていました。

 河合さん 「プリパラ」のほかのキャストの皆さんは有名な声優の方ばかりですし、勉強することばかりでした。でも、僕しかできないシンヤも出したかったので、毎回すごく練習をしました。

 --「プリティーシリーズ」として出演した最初のライブが、いきなり10周年を記念した歴代最大級のイベント「Pretty series 10th Anniversary Pretty Festival」でした。

 鵜澤さん 僕たちが一番の新人でしたからね。先輩方からステージからパワーをいただきました。

 河合さん 「僕らが出ていいのかな?」という気持ちも正直ありましたが、印象に残るステージにしたかった。普段はそんなに緊張しないのですが、この時はさすがに緊張しました。歌唱が1曲だけだったので、その1曲に全てを懸けました。あれだけの大勢の皆さんの前で歌うことがすごく貴重な経験でした。でも、ステージの上でのことは正直あんまり覚えていないんです。僕じゃなくて、シンヤがステージに立つ気持ちで、キャラクターをひょう依させようとしていました。

 鵜澤さん ライブ前は緊張で硬くなっていました。でも、ステージに出たら、吹っ切れて、一気に解放されるようなところがありました。ファンの方と一緒に空間を楽しんでいる。「仲間しかいない!」「緊張するのはもったいない!」という気持ちで、思いっきりできたんです。ライブを経験することで、人前に出ることに緊張しなくなりました。「楽しむことが一番だ」と思えるようになったんです。

 --新作舞台に向けて意気込みを教えてください。

 鵜澤さん 舞台では、アニメではできないこともやってみたいです。舞台だからこその演出、掛け合いでキャラクターを表現していきたいです。一つの概念にとらわれず、いろいろなことに挑戦していけたらと思います。

 河合さん 今回は「DANPRI STAGE」ということで、男プリの5人が主役です。責任感を感じています。これまでの経験もあり、シンヤとしての解像度が上がっていますので、前回以上にいろいろなことに挑戦をしたいです。男プリをもっともっと大きくしていきたいです!

 コンビネーション抜群の二人はステージでどんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか? アニメも含めて二人の今後の活躍がますます期待される。

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