榎木淳弥:「ブルーサーマル」で「昔の俺、出てこい!」 10代で失ったものとは?

「ブルーサーマル」のイベントに登場した(左から)島崎信長さん、堀田真由さん、榎木淳弥さん
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「ブルーサーマル」のイベントに登場した(左から)島崎信長さん、堀田真由さん、榎木淳弥さん

 大学の体育会航空部が舞台の小沢かなさんの青春マンガが原作の劇場版アニメ「ブルーサーマル」(橘正紀監督、3月4日公開)のイベントが2月28日、ニッショーホール(東京都港区)で行われ、空知大介役の榎木淳弥さんら声優陣が登場した。榎木さんは演じた空知について「自分にはない部分を持っている。真っすぐで感情表現が豊か」と話し、「それは僕が10代のころに失ってしまったものだったので、(アフレコでは)そこを取り戻すのに必死でしたね。『昔の俺、出てこい!』と」と収録の様子を明かした。

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 イベントには、主人公・都留たまき役の堀田真由さん、航空部の主将・倉持潤役の島崎信長さん、たまきの姉・矢野ちづる役の小松未可子さん、橘監督も登場した。たまきが、空に一目ぼれし、部活に夢中になるストーリーにちなみ、「自分が一目ぼれしたもの」を聞かれた榎木さんは、以前飼っていたという愛犬との出会いのエピソードを明かした。「何匹かいる中で、一匹だけ自分に刃向かってきた犬がいた。生きがいいな、生命力があるなと思って『この子にする』といって飼い始めたら、18年ぐらい長生きした。あの反骨精神が生命力につながっていたんだなと思います」と話していた。

 主題歌、挿入歌を担当するバンド「SHE’S(シーズ)」が登場し、主題歌「Blue Thermal」を披露した。

 アニメは「月刊コミック@バンチ」(新潮社)で2015年4月~2017年11月に連載されたマンガ「ブルーサーマル-青凪大学体育会航空部-」が原作。エンジンを搭載せず上昇気流(サーマル)をとらえることで飛ぶ航空機グライダーで飛行スピードを競う部活・体育会航空部を舞台に主人公・都留たまきと仲間たちの青春が描かれている。

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