良いこと悪いこと
第8話 7人目、だーれだ?
12月6日(土)放送分
女優の田辺桃子さんが、俳優の佐野勇斗さん主演で3月27日午後2時からTBS系で放送されるドラマ「就活タイムカプセル」に出演することが分かった。佐野さん演じる主人公・朝井拓真(あさい・たくま)の彼女・新谷理紗(しんたに・りさ)役で、田辺さんは「私が演じた『新谷理紗』は、まさしく太陽のような人です。前向きで芯が強くて、拓真を心から想(おも)う一番の応援者だと思います。演じる中で、理紗の無償の愛や太陽のような心の温かさと何度も出会い、そんな素晴らしい人を彼女に持つ拓真が羨ましくもなりました」と笑顔で明かしている。
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ドラマは、同局入社3年目の戸島俊季さんがプロデュースを担当するオリジナル作品。自身が就職活動で苦戦する最中に起こった、人生を変えた“ある出来事”をベースに企画したという。「全裸監督」などで知られる山田能龍さんが脚本を担当。山田さんが同局ドラマの脚本を担当するのは初めて。
朝井拓真は、就職活動がうまくいかない崖っぷちの大学4年生。周りが次々と内定を獲得し、内定ゼロの拓真は劣等感を募らせ絶望する。そんな中、10年前に埋めたタイムカプセルを幼なじみと掘り起こすことになり、拓真は、持ち帰ったタイムカプセルに「内定がほしい」と書き殴った手紙を入れる。すると、10年後の自分から手紙で返信があり、“衝撃的な未来”が書かれていた……というストーリー。
田辺さん演じる理紗は、拓真の幼なじみで半同棲中の彼女。拓真とは対照的に就活は順調で内定も決まっているが、「本当にそれが自分のやりたいことなのだろうか」と一人思い悩んでいる。田辺さんといえばこれまで、ギャルの女子高生から自衛隊のパイロットに至るさまざまな役を演じ、作品ごとに異なる表情を見せてきたが、今作では、学生から社会人へと人生の岐路に立った時の本音と建前、恋人との間で揺れ動く等身大の女性の心の機微を表現する。
視聴者を“変幻自在の演技で魅了する”22歳は、「素晴らしいスタッフの皆さん・キャストの皆さんに支えてもらいながら駆け抜けた濃厚な日々でした。私自身、就活を経験したことがないので台本から伝わる苦悩や葛藤をどう表現していくかが私にとっての挑戦でした」と撮影を振り返る。
ドラマについては「就活生の繊細な現状や体感温度が、1時間という放送時間の中で目いっぱい描かれています」と話していて、「誰もがぶつかる『自分は何をしたいのか』に、もがきながらも正面から向き合い、大切なものを貫いていく姿が輝いていて。いくつもの感情があったから今の拓真たちのまぶしさとなっているんだなと現場で感じていました」と明かした上で、「私を介して視聴者の皆様にも彼女の魂を届けられたらうれしいです。佐野さんとていねいに作り上げた空気感も楽しんでもらえたらなと思います」と視聴者に呼びかけた。
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