ファーストサマーウイカ:NHKドラマで家出少女に寄り添う叔母に 第45回創作テレビドラマ大賞受賞作

NHKの特集ドラマ「家出娘」に出演するファーストサマーウイカさん(右)と木村湖音さん=NHK提供
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NHKの特集ドラマ「家出娘」に出演するファーストサマーウイカさん(右)と木村湖音さん=NHK提供

 タレントのファーストサマーウイカさんが、3月22日午後10時から放送されるNHKの特集ドラマ家出娘」(総合)に出演することが分かった。ドラマ脚本家の登竜門として知られる「創作テレビドラマ大賞」の第45回受賞作を映像化した作品で、ファーストサマーウイカさんは家出少女に寄り添う叔母・和歌子を演じる。

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 「創作テレビドラマ大賞」の第45回は、船越凡平さんの「カントリーロード」が大賞を受賞。ドラマでは「家出娘」に改題し、母を亡くした少女・はるかと叔母・和歌子が、ひとときの共同生活を通し、次の一歩を踏み出そうとする姿を描く。はるか役には、オーディションで選ばれた10歳の木村湖音さんを抜てき。お笑いコンビ「よゐこ」の有野晋哉さん、俳優の徳井優さんも出演する。

 小学5年生のはるかは、3年前に母を亡くし、父(有野さん)と2人暮らし。ある日、父に再婚話が浮上し、怒ったはるかは衝動的に家出をする。行き先は、和歌子が住む東京。数日間共同生活を送ることになった和歌子とはるかは、いつしか「疑似親子」のような関係になっていく。和歌子の元へ来た理由、誰にも聞けなかった母の死の真相について、はるかは尋ねる……というストーリー。

 ファーストサマーウイカさんは「『残された人達』の日常にある、深く静かな変化を描いた、心揺さぶられる作品でした。リハーサルやミーティングを重ね、『ドキュメンタリーのように撮りたい』という監督の言葉から、感情の機微やキャストとの関わり方まで繊細に取り組みました」とコメント。

 木村さんは「初めての東京で、ドラマの経験も少ないので、とても不安でした。でも、石塚(嘉)監督からたくさん問いかけをもらって、たくさん考えて、はるかを演じるのではなく、はるかになって撮影をしました。はるかの気持ち、和歌子の気持ちが、見てくださっている方に届くといいなと思います」とアピール。

 船越さんは「はるか役の木村さん、和歌子役のファーストサマーウイカさんをはじめとする出演者の方々のすてきなお芝居。それを支えていただいたスタッフの方々の確かな力。それらの思いが積み重なって、一つの作品となりました。見ていただいた方へ、何かが届けばと願っております」と話している。

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