この世界の片隅に:「アナザーストーリーズ」で特集 戦後世代が描く戦争マンガの可能性 「ペリリュー」武田一義も登場

「この世界の片隅に」の原画 (C)こうの史代/コアミックス
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「この世界の片隅に」の原画 (C)こうの史代/コアミックス

 こうの史代さんのマンガ「この世界の片隅に」が、3月15日午後9時から放送されるNHK・BSプレミアムのドキュメンタリー番組「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」で特集される。「『この世界の片隅に』~戦後世代が描く“戦争”~」と題して、こうのさんのほか、こうのさんのマンガに影響を受けた“戦後世代”のマンガ家、編集者らが、新たな戦争表現の可能性を語る。マンガ「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」の作者・武田一義さんも登場する。

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 「この世界の片隅に」は、2007年1月にマンガ誌「漫画アクション」(双葉社)で連載が始まり、コミックスの発行部数が180万部を超えたマンガ。アニメ映画化され、社会現象となった。

 こうのさんは広島出身。戦争の悲惨さを描くよりも、戦時下でもひたむきに生きる女性や家族、隣人たちの日常を見つめた異色の作品だ。次世代のマンガ家たちに影響を与え、新たな戦争表現の可能性を切り開いた。

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