関水渚:憧れの結婚式は? 映画「ウェディング・ハイ」で新婦役 大阪の印象も語る

出演した映画「ウェディング・ハイ」について語った関水渚さん
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出演した映画「ウェディング・ハイ」について語った関水渚さん

 女優の関水渚さんが出演する映画「ウェディング・ハイ」(大九明子監督)が3月12日に公開された。今作で新婦役を演じた関水さんは、劇中で自身初の結婚式を体験し、「私も王道な結婚式を挙げたいです」と声を弾ませる。そんな関水さんに、今作の撮影の裏側や憧れの結婚式、CMデビューから5年たった心境、舞台あいさつのため訪れた大阪の印象などを聞いた。

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 ◇「喜劇が好き」「もっとコメディーに出たい」と熱望

 映画は、篠原涼子さん主演、バカリズムさん脚本のオリジナルストーリーで、結婚式を舞台に繰り広げられる群像コメディーだ。プランナーの中越(篠原さん)に支えられ、新郎・彰人(中村倫也さん)と 新婦・遥(関水さん)は幸せな式を迎えるはずだった。しかし、スピーチに人生を懸ける上司・財津(高橋克実さん)をはじめ、クセ者参列者たちの熱すぎる思いが大暴走。中越は披露宴スタッフと共に数々の問題を解決しようと奔走する……という展開。

 同じくバカリズムさん脚本で、ドラマや映画が作られた「架空OL日記」が大好きだったという関水さん。「バカリズムさん脚本の作品にずっと出たいと思っていたので、役をいただけてすごくうれしかったです」と顔をほころばせる。「喜劇がすごく好きで、こういった作品に携われて楽しかったです。これからもこういう作品にたくさん出たいです」と熱望する。

 共演者の印象は、「篠原さんはすごくおちゃめで、篠原さんがいると癒やされました。宣伝でご一緒していて、ラップがうまくできないとおっしゃっていて、自分もそういうところがあるので、もっとお話ししたいです。中村さんはすごく気を使われる方で、初日は2人で部屋のシーンの撮影だったんですが、緊張している私に優しく話しかけていただきました」と話した。

 遥を略奪するため、披露宴に現れる裕也を、ダンス・ボーカルグループ「EXILE」「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」の岩田剛典さんが演じた。関水さんの出世作で、初主演を務めた2019年の映画「町田くんの世界」(石井裕也監督)以来、2度目の共演となり、「今回は岩田さんが見たことないコミカルなお芝居をされていて、見ていて面白かったです」と笑顔で語る。

 自身の憧れの結婚式は、「大きな会場で、家族や友達を呼んだ王道な結婚式がいいなと思いました」という。関水さんは、プライベートでも結婚式に参加した経験がなかったといい、「『ウェディング・ハイ』で結婚式を体験して、周りの人たちに感謝を伝えられるのは、一生に一度あるかないかだと思いました。規模縮小とかせず、お世話になった人たちを呼んで挙げたいと思います」と思いをはせていた。

 ◇CMデビューから5年

 関水さんは、2015年に行われた「第40回ホリプロタレントスカウトキャラバン」の参加をきっかけに芸能界入り。2017年に「アクエリアス」のCMでデビューし、5年がたった。「あっという間でしたね。最初は右も左も分からなくて、何を頑張ればいいのかも分からない感じだったんですけど、最近は慣れてきました」といい、「みんなで作品を作る楽しさや、チームのみんなと協力して映画、ドラマを作るのは青春、楽しいなと思えるようになりました」と目を輝かせる。

 転機となった作品は、2020年の映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」(田中亮監督)だったいい、「(主演の)長澤まさみさんは、シリーズに途中参加だった私にすごく優しくしてくださり、ご飯に誘ってくださって、憧れの方だったので本当にうれしかったです。『そのままでいいんだよ』という言葉を掛けていただいたこともあり、前向きになれたと思います」と振り返った。

 「ホリプロタレントスカウトキャラバン」に参加したきっかけは、同じ事務所の石原さとみさんがヒロインを務めた2012年のドラマ「リッチマン、プアウーマン」(フジテレビ系)だった。「この作品に憧れてこの業界に入ったので、ベタベタな恋愛ドラマにも出てみたいです」と夢を語った。

 ◇大阪には引っ越してもいい

 今回、舞台あいさつのために訪れた大阪の印象を聞くと、「本当に大阪が大好きで、プライベートでもよく来ています。大阪だったら、急に引っ越せと言われても、やっていける気がします」と笑顔で答える。「一人でいると、みんな話しかけてくださるんです。仕事の翌日に一人で街をふらふらしているとき、宝くじを買ったことがあって。売り場の方が『バラで買うんやろ?』とおっしゃって、それを買ったら1000円当たったんです(笑い)。洋服屋さんに入っても、すごく話しかけてくださいます」と楽しそうに話していた。

 好きな“大阪グルメ”は、「たこ焼き」「お好み焼き」「串カツ」などの名物を並べつつ、“豚まん”で知られる「551HORAI」の名前を挙げ、「本当においしいんですよね、これから買って帰ります」と笑っていた。

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