INSECT LAND:ドリカムがテレビアニメ主題歌担当 昆虫ダンスの振り付けにMIKIKO

「インセクトランド」の主題歌「羽を持つ恋人」を担当する「DREAMS COME TRUE」
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「インセクトランド」の主題歌「羽を持つ恋人」を担当する「DREAMS COME TRUE」

 昆虫好きで知られる俳優の香川照之さんがプロデュースした自然教育絵本「INSECT LAND(インセクトランド)」(講談社)シリーズが原作のテレビアニメ「インセクトランド」で、音楽ユニット「DREAMS COME TRUE(ドリカム)」が主題歌「羽を持つ恋人」を担当することが3月22日、分かった。振付師のMIKIKOさんが、主題歌に合わせた「昆虫ダンス」の振り付け、辻田絢菜さんがアニメの音楽を担当することも発表された。

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 ドリカムの中村正人さん、吉田美和さんは「生命を継ぐ大切さ、生物に対する尊厳を説く香川プロデューサーから主題歌の依頼をいただき、大変ワクワクしました。北海道十勝で生まれ育った吉田にとって昆虫の気持ちになって詩やメロディーを書くのはとても自然なこと。サウンドも昆虫たちだったらどんな音を奏でるだろう? どんな歌声だろう?と考えた結果、吉田の声を昆虫が歌っているような声に変換し、子供たちが想像の翼を広げ楽しめる作品になりました。この曲が末長く愛されることを強く願っています」とコメントを寄せている。

 MIKIKOさんは「個性豊かで可愛いキャラクターが、どんなダンスで表現するのがいいのかなと考えました。隠れながら耳をすませたり、忍び寄ってくる生き物をステップで表してみたり、歌詞に沿いながらかくれんぼと擬態を表現しています。子供たちには、体をシェイクしたり、手をフリフリしたり、昆虫になった気分で元気に踊ってくれるとうれしいです」と話している。

 辻田さんは「羽を擦り合わせる発音方法は、弦楽器の音の出し方と同じだ! 虫たちの世界と音との接点を考えながら音楽制作がスタートしました。アコースティック楽器やおもちゃの音などに音色を限定し、弦・管楽器ではちょっと特殊な奏法も使っています。よーく耳を澄ますとカサコソいろいろな音が聴こえてくる……。虫たちの小さくて大きな世界に寄り添う音楽になったのではと思います。インセクトランドのみんなの互いを思いやる優しい気持ちを届けるお手伝いができればうれしいです!」とコメントを寄せている。

 「INSECT LAND」は、2020年から刊行されている人気絵本で、フランス人クリエーターのロマン・トマさんが絵を担当。小さな昆虫の国・インセクトランドで暮らす可愛い昆虫たちの日常を描き、昆虫の生態を楽しく学ぶことができる。第6弾まで発売されている。

 アニメは、「それいけ!アンパンマン」などの川越淳さんが監督を務め、トムス・エンタテインメントが制作する。香川さんがエグゼクティブプロデューサーを務める。メインキャラクターの声優として泊明日菜さん、久野美咲さん、七海ひろきさん、高橋李依さん、花江夏樹さんらが出演する。櫻井孝宏さんがナレーションを担当する。NHK・Eテレで4月4日から毎週月曜午前8時45分に放送される。

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