香川照之:「昆虫すごいぜ!」Eテレから総合に“昇格” 「Pがスケベ心出した」

新番組「香川照之の昆虫すごいZ!」のリモート会見に出席した香川照之さん=NHK提供
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新番組「香川照之の昆虫すごいZ!」のリモート会見に出席した香川照之さん=NHK提供

 昆虫好きで知られる俳優の香川照之さんが3月22日、NHK・Eテレの学校放送番組「香川照之の昆虫すごいぜ!」の新番組「香川照之の昆虫すごいZ(ゼット)!」(総合)のリモート会見に出席した。香川さんは、約6年間担当している番組がNHK総合で“完全版”として放送されることについて、「ひたすら虫を捕ってきましたが、知らない間にプロデューサーがスケベ心を出しまして、Eテレから総合に“昇格”しました。私はまったく関与していません。今後、私は虫を捕れればそれでいいんです」と説明した。

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 「香川照之の昆虫すごいぜ!」は、「人間よ!昆虫に学べ」をテーマに、香川さんがカマキリの着ぐるみ姿の“カマキリ先生”となり、大好きな昆虫の生態を紹介する。2016年10月にスタートし、1時間目から8時間目まで「トノサマバッタ」「モンシロチョウ」「オニヤンマ」「クマバチ」「ハンミョウ」「アリ」「キリギリス」「セミ」を取り上げ、特別編も放送されてきた。新番組は、これまで放送してきたカマキリ先生(香川さん)の昆虫授業に、新たな未公開映像を加えた“完全版”となる。

 見どころについて、香川さんは「昆虫は毎シーズン、生まれてきて死んでいき、いつも個体が刷新されます。そういう意味で、初めて見る人と何度も見ている人との差がない番組なので、毎度新鮮に見られます」とコメントした。

 さらに香川さんは、「昆虫すごいぜ!」でカットされたスタジオトークが新番組で一部放送されるといい、「僕がしゃべってカットされている量がすごいんです。(ゲストの)寺田心君とのスタジオなんて10分くらいの尺しかないのに、4時間くらいしゃべってるんです。(明石家)さんまさんと香川照之かというくらい。カットされたところが復活するのもお楽しみです」と明かした。

 昆虫が苦手な大人もいるが、香川さんは「昆虫が苦手なのはしょうがないです。思春期に入ると、だいたい部活と恋愛が昆虫を駆逐するんです。生まれたお子様が昆虫好きで、しぶしぶ一緒に触るお母さんはいっぱいいますが、気持ち悪いのはしょうがないので、ご覧にならなくていいと思います」と冗談交じりに語っていた。

 新番組は、毎週日曜午後6時5分~同43分に放送。4月10日の初回はほぼ未公開映像で構成されたドキュメンタリーとして、カマキリ先生が「エゾゼミ」を狙う姿を追う。引き続き4月以降も、Eテレでは新作が放送予定。

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