呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変
第36話「鈍刀」
11月14日(木)放送分
マンガに精通する書店員らが「その年一番面白いと思ったマンガ」を選ぶ「マンガ大賞2022」(実行委員会主催)が3月28日に発表され、「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載中のうめざわしゅんさんのマンガ「ダーウィン事変」が大賞に選ばれた。うめざわさんは「大変名誉ある賞に選んでいただき、誠にありがとうございます」とコメントを寄せた。
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「ダーウィン事変」は、2020年から「月刊アフタヌーン」で連載中。アメリカを舞台に、半分ヒトで半分チンパンジーの“ヒューマンジー”チャーリーがテロ、炎上、差別といった“ヒト”が抱える問題に向き合う“ヒューマン”ドラマ。テロ組織「動物解放同盟(ALA)」が生物科学研究所を襲撃した際、妊娠しているメスのチンパンジーが保護された。彼女から生まれたのは、半分ヒトで半分チンパンジーの“ヒューマンジー”チャーリーだった……という展開。
授賞式には、講談社の担当編集の寺山晃司さんが授賞式に登場し、うめざわさんのメッセージを代読した。うめざわさんは「まさか大賞に選ばれるとはつゆほども思っておらず本当に驚きました」といい、「これもひとえに私の幸運のおかげだと自負しております。その幸運の中身はというと、粘り強く物語作りに付き合ってくれる編集さんや、優秀な作画スタッフさんなど多くの人に恵まれたことですから、名誉は皆で山分けにします。最後に読者の皆様に心より感謝を。自分の作品ながら読むのにパワーのいるマンガだなと常々思って描いているので、付き合ってくれている読者の方々は本当にありがたい存在です。まだしばらく物語にお付き合いいただければと思っております。どうもありがとうございました」とコメントを寄せた。
「マンガ大賞2022」では、「ダーウィン事変」を「令和の寄生獣」と評する選考委員もいたといい、寺山さんは「うめざわさんも『寄生獣』を読んでいて、(同作が連載されていた)『アフタヌーン』が好きだったこともあり、『アフタヌーン』でやりましょうとなりました。『寄生獣』に感謝しています」と話した。
同作では、半分ヒトで半分チンパンジーの“ヒューマンジー”チャーリーが権利を持たない存在として描かれ、テロ、炎上、差別といったシリアスなテーマを扱っている。寺山さんは「プロトタイプとなるネームを見せていただいた時点で、今のテーマがありました。うめざわ先生は動物の権利、生き物の遺伝の話をかなり勉強した上で描かれている」と明かした。
同作がアメリカを舞台にしていることについては、「うめざわ先生は、テーマとして差別、炎上、テロが出てくるので、それを登場人物に活発に議論してほしいと考えている。だから、舞台はアメリカがよいのではないかと。チャーリーという大きいうそがある分、ほかはリアルに描けるようにと舞台をアメリカに設定された」と説明した。
「マンガ大賞」は2008年に創設されたマンガ賞で、審査に出版関係者が関与しないのが特徴。大賞に選ばれた作品は注目を集めて売り上げが一気に伸び、アニメ化や映画化などのメディア展開につながることもある。今回は2021年1月1日~12月31日にコミックスが出版され、通巻8巻以内のマンガ(過去の大賞は除く)が対象。
過去の大賞は、末次由紀さんの「ちはやふる」や、羽海野チカさんの「3月のライオン」、柳本光晴さんの「響~小説家になる方法~」などで、昨年は山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画の「葬送のフリーレン」が受賞した。
「海が走るエンドロール」たらちねジョン▽「【推しの子】」赤坂アカ×横槍メンゴ▽「女の園の星」和山やま▽「自転車屋さんの高橋くん」松虫あられ▽「ダーウィン事変」うめざわ しゅん▽「ダンダダン」龍幸伸▽「チ。―地球の運動について―」魚豊▽「トリリオンゲーム」稲垣理一郎、池上遼一▽「ひらやすみ」真造圭伍▽「ルックバック」藤本タツキ
「岳」石塚真一▽「ちはやふる」末次由紀▽「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ▽「3月のライオン」羽海野チカ▽「銀の匙 Silver Spoon」荒川弘▽「海街diary」吉田秋生▽「乙嫁語り」森薫▽「かくかくしかじか」東村アキコ▽「ゴールデンカムイ」野田サトル▽「響~小説家になる方法~」柳本光晴▽「BEASTARS」板垣巴留▽「彼方のアストラ」篠原健太▽「ブルーピリオド」山口つばさ▽「葬送のフリーレン」山田鐘人、アベツカサ
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