三石琴乃:「美少女戦士セーラームーン」 30周年は「まだ通過点」 月野うさぎへの思い

「美少女戦士セーラームーン」の誕生30周年を記念した特番に登場した(左から)ヒャダインさん、伊藤静さん、三石琴乃さん、中川翔子さん
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「美少女戦士セーラームーン」の誕生30周年を記念した特番に登場した(左から)ヒャダインさん、伊藤静さん、三石琴乃さん、中川翔子さん

 武内直子さんの人気マンガ「美少女戦士セーラームーン」の誕生30周年を記念した特番が4月28日にYouTubeで配信され、セーラームーン/月野うさぎ役の三石琴乃さんが登場した。1992年のテレビアニメ放送開始からうさぎを演じている三石さんは、「30周年って、まだ通過点だなという心持ちなんです。ファンの皆さんのために私のできることを精いっぱいやっていこうと思いました」と語った。

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 特番には、セーラーヴィーナス/愛野美奈子役の伊藤静さん、タレントの中川翔子さん、音楽クリエーターのヒャダインさんも登場し、同作の30年を振り返った。三石さんは、「美少女戦士セーラームーン」で自身にとって初めてのテレビアニメシリーズの主人公を演じ、「放送が始まったころは、見ている人がときめいてくれることは全く想像できなくて、自分の芝居は大丈夫だったか、本当に放送されるのかとドキドキしていました」と振り返った。

 三石さんは30年の年表を見ながら「ここになかった記憶もいっぱいあって、みんなで買い物に行ったとか、役者だけで聖地の麻布十番を散策したとか、思い出がたくさんあるので、本当に楽しい時間、うれしい時間をくれる作品だなと思います」とコメント。

 月野うさぎを演じる上で大切にしていることを聞かれると、三石さんは「(うさぎは)とにかく元気。当時からアフレコすると汗をびっしょりかいて、持っている台本が汗でぶよぶよになって膨張するぐらいエネルギーを使うんです。演じる時は体調を万全にしてエネルギーを持ってしゃべるということですね」と語った。

 特番では、同シリーズの最終章となる「シャドウ・ギャラクティカ編」が描かれる劇場版アニメ「美少女戦士セーラームーンCosmos」が2023年初夏に前後編として公開されることも発表された。

 「美少女戦士セーラームーン」は、1991~97年に少女マンガ誌「なかよし」(講談社)で連載された人気マンガ。テレビアニメが1992~97年に放送された。ドジで泣き虫な月野うさぎが、愛と正義のセーラー服美少女戦士セーラームーンに変身し、仲間の戦士たちと活躍する姿が描かれている。コミックスの世界累計発行部数は約4600万部。

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