劇場版 呪術廻戦 0:緒方恵美、小松未可子、内山昂輝、関智一、朴性厚監督が“終映”コメント 大ヒットに感謝

「劇場版 呪術廻戦 0」の“最後にもう一度”舞台あいさつに登場した緒方恵美さん(C)2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会(C)芥見下々/集英社
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「劇場版 呪術廻戦 0」の“最後にもう一度”舞台あいさつに登場した緒方恵美さん(C)2021「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会(C)芥見下々/集英社

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の芥見下々(あくたみ・げげ)さんのマンガが原作のアニメ「呪術廻戦」の劇場版「劇場版 呪術廻戦 0」(朴性厚監督)が5月29日、公開から157日で“終映”を迎えた。同日、TOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)で“最後にもう一度”と題した舞台あいさつが開催され、主人公・乙骨憂太(おっこつ・ゆうた)役の緒方恵美さん、禪院(ぜんいん)真希役の小松未可子さん、狗巻棘(いぬまき・とげ)役の内山昂輝さんが登壇した。緒方さんら声優陣、朴監督が“終映”を受けてコメントを寄せた。

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 緒方さんは「全ての宣伝活動が無事に終わってホッとしています。自分は『呪術廻戦』チームには後発で入ったメンバーですので、皆さんが今まで作ってきて、たくさんのお客様が愛してくれている作品をどのようにバトンを受け取るかというところで、とりあえずできることを全てやろうと頑張ってきました。結果的にたくさんのお客様に支持していただき、見ていただき、このような大きな形を一緒に作ることができて本当にうれしく思います。このまま本編にお返しする形となりますので、続きの物語を皆さんと一緒に紡いでいけるよう、楽しんでいただけたらと思いますし、きっと作ってくださると思います」とコメント。

 小松さんは「私自身、こんなロングランの作品に携わるのは初めてでしたし、たくさんの回数、劇場まで見に来てくださった方も多くて、それだけいろいろな角度から楽しんでいただけたのだと思いますし、一緒に時間を共有できたこともうれしかったです。時系列でいえばこの作品が始まりではありますが、今につながる物語でもありますし、テレビアニメも第2期が決定していますので、皆さんの中でも愛が止まらないまま応援してもらえるとうれしいです」と話している。

 内山さんは「初日の舞台あいさつにも立たせていただきましたが、約半年たっても、目の前のお客様の熱量や感情がさらに高まっている感じがしました。長い期間にわたって楽しんでもらえてありがとうという気持ちでいっぱいです。テレビシリーズもまだ続いていきますので、再び棘の声を演じる機会があったら、これまでと同様に全力で演じようと思いますので、これからもご期待ください」とファンに感謝した。

 関さんは「こんなに長い期間の公開となってびっくりしました。今ちょうど日本にはパンダが13頭いるのですが、これからは14頭目として、パンダ先輩を末永く応援していただけるとうれしいです。これからも刺激的なストーリーが展開していきますので、テレビアニメも合わせて楽しんでください」と呼びかけた。

 朴監督は「長かったですが、やった分、やりがいがありました。何よりもお客さんが喜んでくれているのが一番うれしかったです。関わったすべてのスタッフが喜んでくれています。まだまだ『呪術廻戦』は続きますので、引き続きよろしくお願いします」と語っている。

 「呪術廻戦」は2018年から同誌で連載中。強力な“呪物”の封印が解かれたことで、高校生の虎杖悠仁(いたどり・ゆうじ)が呪いを巡る戦いの世界に身を投じることになる……というストーリー。テレビアニメ第1期が2020年10月~2021年3月に放送された。第2期が2023年に放送される。

 劇場版は、「呪術廻戦」の前日譚(たん)にあたる原作コミックスの“0巻”の「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」が原作。2017年に「週刊少年ジャンプ」の増刊「ジャンプGIGA」(同)で全4話が掲載された。虎杖悠仁たちの1学年先輩の世代が登場するエピソードで、五条悟が、自身の死刑を望む高校生・乙骨憂太を都立呪術高専に転入させる。緒方さんが乙骨の声優を務め、テレビアニメと同じくMAPPAが制作。

 昨年12月24日に全国418館で公開され、5月28日までの156日間で、興行収入が137億円を突破。観客動員数は977万人以上を記録した。週末観客動員数ランキング(興行通信社調べ)で、15週連続でトップ10入りし、第45回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞に選ばれるなど話題になった。ブルーレイディスク&DVDが9月21日に発売される。

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