名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
鳥山明さんの人気マンガが原作のアニメ「ドラゴンボール」シリーズの主人公と言えば孫悟空、その声優と言えば野沢雅子さんだ。これまで野沢さんが、悟空について語るのを見聞きしたことがある人も多いはず。6月11日に公開される21作目の劇場版アニメ「ドラゴンボール超(スーパー) スーパーヒーロー」(児玉徹郎監督)では、悟空の息子の孫悟飯とピッコロの師弟が活躍する。野沢さんに、悟空ではなく、悟飯への思いを聞いた。
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悟飯がアニメで初登場したのは、1989年にスタートした「ドラゴンボールZ」だ。野沢さんは、収録当日まで、自分が悟飯を演じることを知らなかったという。
「最初に悟飯君が出てきた時に、誰がやるんだろう?と思っていました。台本に『孫悟空』『孫悟飯』と書いていて、真ん中に『野沢雅子』と書いてたんですよ。印刷がちょっとズレたのかな? 悟飯は誰がやるんだろう?と思っていたんです。『誰がやるの?』ってプロデューサーの森下(孝三)さんに聞きに行ったんです。そうしたら『書いてあるじゃないですか』って言うんですよ。『いや、書いていないですよ』『私の台本だけ書いていないのかな?』『どういうこと?』と分からなかったんです。真ん中に『野沢雅子』と書いてあるのは、私が両方演じるということだったんです。びっくりしましたよ。うれしかったです。最高ですよ。やりたい!と言ってできるものでもないですし、そんなことはなかなかないですよ」
悟空の一人称は「オラ」で、「オッス! オラ悟空!」はあまりにも有名なせりふだ。対して悟飯の一人称は「ボク」。悟飯は悟空とはまた違った優しさがある。
「悟飯君はお勉強ができるし、しゃべり方も違いますよね。悟空は山奥でじっちゃんと生活していたけど、悟飯君は教育ママに育てられています。悟空も性格がいいけど、ちょっと違うんですよね。視点も違いますよね。悟空は平和を愛している。悟飯君もそうですけど、悪いことはダメ!とビシッとしていますよね。違うのが親子の良さなんでしょうね」
野沢さんは「悟飯は可愛いのよ」と笑顔で話す。
「ナメック星に行く時もおかっぱ頭でしたよね。可愛いんです。みんなに愛されていますよね。最初、演じさせていただくことになって、どうなんだろう?と思っていたのですが、みんなに愛されるようになって、うれしいです」
「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」は、2018年12月公開の第20作「ドラゴンボール超 ブロリー」以来となる劇場版。原作者の鳥山さんが脚本、キャラクターデザインを担当する。悟飯とピッコロの師弟コンビが、レッドリボン軍、新たな人造人間と激突する。野沢さんは、ピッコロも大好きなキャラクターなのだという。
「ピッコロさんも好きなんですよ。最初、何て憎らしいの!と思っていたんです。でも、悟飯君が泣いていて、そっとリンゴを置くシーンがありますよね。いい人じゃないの!となったんです。師弟愛がありますしね」
前作「ドラゴンボール超 ブロリー」は激しいバトルシーンが話題になったが、新作の戦いも苛烈を極めるという。
「激しいですよ。悟飯君が格好いいんです。ピッコロさんとお互い助けあう。師弟関係がいいんですよね。頑張って戦っています。悟飯君は、ホッとする部分があって、悟空とは違うんですよね。今回の映画もいいですよ!」
神谷浩史さんが人造人間のガンマ1号、宮野真守さんがガンマ2号を演じることも話題になっている。野沢さんにとって、神谷さんは所属事務所の後輩で、若手の頃から交流があったといい、特別な思いがある。
「神谷君はね、ラジオ番組で一緒になって初めてお話したんです。収録の後、お食事をして『僕、アニメがやりたいんです』と言っていたので、『焦ることないよ。絶対にくるから!』と話したんです。その時は芝居を聞いたわけではないのですが、話をしているのを聞いて、すごくよかったんです。だから、絶対大丈夫!と思ったんです。すぐに売れっ子になりましたよね。神谷君に美容師さんを紹介したことがあって、それからずっとその美容室に通っているんです。彼は『行っています』とは言わないんですけどね。そういうところもすてきよね」
コロナ禍で分散収録だったが、神谷さんとは一緒に収録できたといい「私がこう出たら、こう受け止めてくれる……と分かるんです」と絶大な信頼を寄せているようだ。
悟飯の活躍、ピッコロとの師弟愛、熱いバトル……と新作は見どころが満載だ。野沢さんら声優陣の熱演を堪能したい。
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