ディーン・フジオカ:WOWOWドラマ初主演 石ノ森章太郎原作「HOTEL」を現代版で

「連続ドラマW HOTEL -NEXT DOOR-」で主演を務めるディーン・フジオカさん(C)石森プロ(C)WOWOW
1 / 1
「連続ドラマW HOTEL -NEXT DOOR-」で主演を務めるディーン・フジオカさん(C)石森プロ(C)WOWOW

 俳優のディーン・フジオカさんが、WOWOWで9月から放送・配信される連続ドラマ「連続ドラマW HOTEL -NEXT DOOR-」で主演を務めることが6月8日、分かった。ディーンさんがWOWOWドラマで主演を務めるのは初めて。石ノ森章太郎さんのマンガ「HOTEL」が原作で、ホテル競争が激化した現在を舞台に「ホテル・プラトン」の衰退と危機をオリジナル脚本で描く。

ウナギノボリ

 「HOTEL」は、松方弘樹さん主演で1990年にドラマ化されると、第5シリーズまで続く人気作品となった。今回、ディーン・フジオカさん演じる主人公・三枝克明は、プラトンの再建のために総支配人として招かれたホテル経営のプロ。“ホテル座の怪人”呼ばれ、猛スピードでホテルの改革を進めるが、実は隠された秘密があり……という役どころ。

 ディーン・フジオカさんは「石ノ森先生の原作を令和版に再構築したフルオリジナル脚本で、とても読み応えがありました。特に、負のスパイラルの改革を実践していく三枝克明という存在に深い共感を覚えました」と脚本の感想を語る。

 撮影後は「普段ホテルを利用する際に『ここがこうだったら、さらに良くなるのに!』と頭の中で勝手に総支配人モードになってしまう職業病? 後遺症? に悩まされてます。『ホテル』という題材を通して、今の日本の職場環境が抱える問題とその改善策を楽しみながら考えるきっかけになる本作品、ぜひ放送をご期待ください」とアピールする。

 御法川修監督は「団塊ジュニア世代である私にとって、漫画界のレジェンド・石ノ森章太郎先生が創造した作品群からの影響は計り知れないものがあります。とりわけ『HOTEL』といえば、『姉さん、事件です!』の名ぜりふが瞬時に浮かぶほど、一世を風靡(ふうび)したドラマ版の記憶が今も鮮明。原作コミックのエピソード数は全322話。その全てを読み込み、昇華させ、現代に再起動させるプロジェクトに燃えています」と意気込む。

 ドラマは全6話で、9月からWOWOWプライム・WOWOW 4Kで放送。第1話は無料放送。

テレビ 最新記事