機動戦士ガンダム 水星の魔女:舞台は学園 「宇宙世紀ではない新しいガンダムを」 キャラ、MS公開 スタッフも発表

「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のティザービジュアル第2弾(C)創通・サンライズ・MBS
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「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のティザービジュアル第2弾(C)創通・サンライズ・MBS

 人気アニメ「ガンダム」シリーズの新作テレビアニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の舞台が“学園”となることが6月17日、明らかになった。新作は、女性キャラクターが主人公となることも話題になっている。同日、オンラインで開催された会見で、アニメを手がけるバンダイナムコフィルムワークスの小形尚弘プロデューサーは「宇宙世紀のシリーズではなく、新しいガンダムとして展開していく。7年ぶりのテレビアニメということもあり、新しいファンが増えることも意識しながら作っていく」と語った。

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 会見ではスタッフが発表され、「ひそねとまそたん」「キズナイーバー」などの小林寛さんが監督を務め、「コードギアス 反逆のルルーシュ」などの大河内一楼さんがシリーズ構成、脚本を担当することが分かった。小形プロデューサーは「新しいスタッフ、従来のスタッフで新しい『水星の魔女』の世界観を作っていきたい」と話した。

 5人のメインキャラクター、3機のモビルスーツ(MS)のビジュアル、主人公スレッタ・マーキュリー、主人公機ガンダム・エアリアルが描かれたティザービジュアル第2弾も公開された。

 新作のキャッチコピーは「その魔女は、ガンダムを駆る。」で、多くの企業が宇宙に進出し、巨大な経済圏を構築する時代のA.S.(アド・ステラ)122が舞台となる。モビルスーツ産業最大手・ベネリットグループが運営するアスティカシア高等専門学園に、辺境の地・水星から主人公の少女スレッタ・マーキュリーが編入してくる。

 スレッタ・マーキュリーは、パイロット科2年。内向的な性格で、コミュニケーション能力がやや乏しい。水星で開発されたガンダム・エアリアルのパイロットを務める。ミオリネ・レンブランは、容姿端麗、成績優秀な経営戦略科2年。学園理事長でもあるベネリットグループの総裁、デリング・レンブランの一人娘で、父親に対して強い反抗心を抱いている。

 グループ内御三家ジェターク社の御曹司(おんぞうし)でパイロット科3年のグエル・ジェタークも登場。ジェターク寮のエースパイロットでディランザ グエル専用機を操る。グループ内御三家ペイル社が擁立するパイロットでパイロット科3年のエラン・ケレスは、ガンダム・ファラクトに搭乗する。グループ内御三家グラスレー社CEOの養子でパイロット科3年のシャディク・ゼネリはミカエリスを操る。

 7月14、15日に開催されるイベント「GUNDAM NEXT FUTURE -LINK THE UNIVERSE-」で、アニメ本編の前日譚(たん)「PROLOGUE」が初公開される。その後、各地で開催される「GUNDAM NEXT FUTURE」でも「PROLOGUE」が公開される。

 「水星の魔女」は、2015年10月に第1期がスタートした「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」以来の「ガンダム」シリーズのテレビアニメシリーズとなる。MBS・TBS系の日曜午後5時のアニメ枠“日5”で10月から放送される。

 ◇スタッフ(敬称略)

 企画・制作:サンライズ▽原作:矢立肇、富野由悠季▽監督:小林寛▽シリーズ構成・脚本:大河内一楼▽キャラクターデザイン原案:モグモ▽キャラクターデザイン:田頭真理恵、戸井田珠里、高谷浩利▽メカニカルデザイン:JNTHED、海老川兼武、稲田航、形部一平、寺岡賢司、柳瀬敬之▽チーフメカアニメーター:久壽米木信弥、鈴木勘太、前田清明▽副監督:安藤良▽設定考証:白土晴一▽SF考証:高島雄哉▽メカニカルコーディネーター:関西リョウジ▽設定協力:HISADAKE▽プロップデザイン:絵を描くPETER、えすてぃお▽テクニカルディレクター:宮原洋平▽美術デザイン:岡田有章、森岡賢一、金平和茂、玉盛順一朗、上津康義▽美術監督:佐藤歩▽色彩設計:菊地和子▽3DCGディレクター:宮風慎一▽モニターグラフィックス:関香織▽撮影監督:小寺翔太▽編集:重村建吾▽音響監督:明田川仁▽音楽:大間々昂▽製作:バンダイナムコフィルムワークス、創通、MBS

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