名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
人気声優の夏川椎菜さんが、10月に東京、大阪で上演される舞台「オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-」で主演を務め、ジャンヌ・ダルクを演じることが6月24日、分かった。夏川さんが舞台に出演するのは初めてで、主演を務めることになった。
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「オルレアンの少女-ジャンヌ・ダルク-」は、独劇作家のフリードリヒ・シラーのジャンヌ・ダルクを題材にした戯曲が原作。15世紀の英仏百年戦争、神の声に導かれ故郷を飛び出した少女・ジャンヌは、戦場へ身を投じ、仏王シャルル7世、王母イザボー、イングランドの騎士ライオネル、そして両軍の将軍と兵士たちを巻き込んで、火刑台上のクライマックスへと突き進むことになる。
舞台は、深作健太さんが演出を手がけ、夏川さんのほか、俳優の溝口琢矢さん、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役の愛原実花さんが出演する。東京公演は、10月6~9日にシアタートラムで上演。大阪公演は、同15、16日にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演される。
夏川さんは「演出の深作さんとは、朗読劇でたくさんお世話になりましたが、今回は舞台ということで私にとって新たな挑戦です。今から緊張と不安で倒れてしまいそうですが、演じるのはジャンヌですから、いつまでもウジウジしていてはいけませんね。これから始まる、私にとっては未知の舞台おけいこ……ジャンヌの勇ましさを借りる気持ちで、粉骨砕身、どうにかこうにか食らいついていろいろと吸収していけたらと思います。夢と挫折と愛国心の物語、どうぞお楽しみに!」とコメントを寄せている。
深作さんは「これは〈戦争〉について、皆さんと一緒に考える演劇です。ジャンヌ・ダルクは、日本でも有名なフランスの英雄ですが、たった一人、17歳の若さで戦場に飛び込み、17歳で火刑にされて散った、彼女を突き動かしていた〈神の啓示〉とは、一体なんだったのでしょうか? 一人の少女の純粋な〈愛国心〉を利用し、搾取する男性原理の社会。それはとても現代的なテーマをはらんだ戯曲です」と説明。
「いろいろな時代に、多くの名優によって演じられてきたジャンヌ役を、今回はついに初舞台・初座長という形で、夏川椎菜さんが演じます。夏川さんはこの4年間たくさんの朗読劇でご一緒してきた、僕にとって最も信頼する役者さんの一人、まさにミューズ(芸術の女神)です。15年ぶりにご一緒する溝口琢矢さんや、盟友・愛原実花さんら、深作組にご縁のある、すてきなキャストがそろいました。時代はますます混迷を深めておりますが、この記念すべき祝祭を、大切に盛り上げていけたらと思います。ぜひ皆様、劇場へお出かけください」とコメントを寄せている。
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