ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中の宮島礼吏さんのラブコメディーマンガが原作のテレビアニメ「彼女、お借りします(かのかり)」の第2期が、MBS・TBS系の深夜アニメ枠「スーパーアニメイズム」で7月1日から放送される。第1期は、個性的で魅力的なヒロインたち、豪華声優陣の熱演も話題になった。中でも人気だったのが、超積極的な彼女(仮)の更科瑠夏(さらしな・るか)だ。瑠夏役の東山奈央さんは、キャラクターの“尊さ”を表現しようとしているという。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
「彼女、お借りします」は、恋人にフラれてしまった20歳のダメダメ大学生の木ノ下和也が、レンタル彼女の美少女・水原千鶴と出会う……というストーリー。2017年に「週刊少年マガジン」で連載をスタートした。テレビアニメ第1期が2020年7~9月に放送された。
東山さんが演じる瑠夏は、超積極的な“妹系アイドル彼女”。元気いっぱいで明るい性格、ショートカットにリボンがトレードマークだ。自分をドキドキさせてくれる存在を探す中で、レンタル彼女に対しても真剣に向き合う主人公・和也と出会い、条件付きで彼女(仮)となる。
瑠夏は、原作でも人気のキャラクターだったが、テレビアニメ第1期が放送されると、さらに人気が爆発した。東山さんは、その人気に「驚いている」という。
「正直に言いますと、アフレコの段階では、ここまで皆さんに愛されるキャラクターになるとは思っていなくて……。もちろん演じている私にとっては、我が子のように可愛いんですけど、男性は、狩猟本能があって、女性を追いかけたい生き物なのだと思っていたので、瑠夏のように甘えてくると、逆に熱が冷めてしまうんじゃないかな?と。男の子は、(水原)千鶴さん、七海(麻美)さんが好きなのかな? それとも守ってあげたくなる(桜沢)墨ちゃんなのかな?と思っていたんです。だから瑠夏もこんなに皆さんから愛されていてすごくうれしいです」
瑠夏は、和也を深く愛しているが、あくまで“彼女(仮)”という存在だ。切なさもある。
「和也は全く振り向いてくれません。瑠夏の心に寄り添うと本当に苦しいんですね。こんなに頑張ってるのに、次に何を頑張ったらいいのか分からなくなっちゃうけど、頑張るんです。苦しい片思いなんです。ある時、監督が『他人が理解に苦しむくらい一生懸命になれるのが瑠夏の尊いところなんです。だから瑠夏はすごいんです』とおっしゃっていたことがありました。すごく分かるんですよね。“尊い”という言葉がしっくりきました」
瑠夏が魅力的なのは、東山さんの演技によるところも大きいのだろう。“尊い”にあふれている。
「瑠夏は、人並みではない情熱を持ち合わせていますし、パワーが必要なので、アフレコの時は、おなかをちゃんと満たして、エネルギー切れを起こさないようにしてから挑んでいます。紙一重でうるさくなったり、子供っぽく見えたりしますし、可愛らしく着地できるようにしようとしています。ちょっとでも油断してしまうと、パワーダウンして、私に寄ってきてしまうんです。エネルギッシュな瑠夏をしっかり演じないといけないという気持ちです。うまく言葉にできないんですけど、とても絶妙なバランス感覚が必要です。やりすぎず、押し付けがましくならないように……と瑠夏の尊さを表現しようとしています」
エネルギッシュな瑠夏を演じる東山さんも元気なイメージもあるが「私自身も元気な方ではあるのですが、パタパタ動きながらお芝居しないと瑠夏にはならないですからね。瑠夏のお当番回のときは酸欠になりました」と明かす。自身と瑠夏は「あまり似ていないかもしれません」という。
「瑠夏と比べちゃうと、元気が全然足りないですしね。もしこんなに苦しい恋をしてしまったら、私だったら折れちゃいます。それに瑠夏みたいにグイグイとアピールできないので、羨ましくもあります。瑠夏は、何をやっても可愛いのがすごいです。自分の可愛さをちゃんと分かっていて、嫌味なくアピールできてるのもすごい。天性のチャーミングさがあるんですよね。一生懸命ですし、爽やかで可愛い。そういう天性の部分がすてきだと思います」
元気な瑠夏を演じる東山さんの“元気の源”とは……。
「日常の何気ないことから、インプットするようにしています。趣味の時間がないと息苦しくなっちゃうタイプではないので、隙間(すきま)時間で、おいしいものを食べたらリフレッシュできますし、しっかり睡眠時間を取るようにしています。視聴者の方の言葉で、回復できることもあります。あとはライブをやっている時間も好きなので、歌いながら客席とコミュニケーションを取ったり、皆さんの笑顔からもパワーをいただいたりしています。日々のいろいろなことからインプットして、パワーをチャージしています」
第2期の瑠夏の変化も気になるところだ。
「第2期は、すごい勢いでキャラクターが深掘りされます。名言もたくさん飛び出し、情報量がすごいですし、人間ドラマが深まっていきます。ドキドキさせられるし、ハラハラさせられるし、かき乱され……。苦しいところもあります。和也役の堀江(瞬)さんが、とあるエピソードで『瑠夏のことがすごく好きになった』と言ってくれたのですが、そのエピソードは私自身も心に残っています。印象がガラッと変わるかもしれません。妹系で可愛いだけではなく、瑠夏のことをもっと好きになっていただけると思います。和也の妄想でもすごいことになっていて……。頑張りました!」
瑠夏と麻美が激突するのも第2期の見どころだ。麻美は、和也の元恋人の美少女。可愛らしい外見や雰囲気とは裏腹に、黒い一面を見せることもある。悠木碧さんの怪演も光る。東山さん、悠木さんが一体どんな演技を見せてくれるのだろうか!?
「麻美の一言一言に身構えてしまう自分がいるんです。貫禄がすごい……。瑠夏と麻美のバチバチしたやり取りが見どころですが、私自身はそういうのが苦手なタイプなので、胃がキリキリしました。今時、女らしさ、男らしさで分けるのは古いとは思いますし、それを重々承知の上で言いますと、女の子のイヤなやり取りですよね。はあ……となります。麻美が計算しながら攻めてくるのに対して、瑠夏はそうとは知らずに力技でねじ伏せていくんです。麻美の作戦に対抗できるのは、ある意味瑠夏のパッションだけかもしれません。うん、すごいです」
第1期に続き、東山さん、悠木さん、千鶴役の雨宮天さん、墨役の高橋李依さん……と豪華声優陣が集結する。「第1期の頃からの慣れ親しんだメンバーですし、より仲良くなっているので、あうんの呼吸があり、居心地がいいんです。会話劇がより面白くなっていると思います」と第2期も抜群のコンビネーションを見せてくれそうだ。
第2期の放送に向けて「第1期の世界観そのままに、パワーアップして帰ってきました。アフレコの時から確信していました。さらに面白くなってます。和也は実は男前かも?と思うかもしれないシーンも多いです。私は第1期の時はどちらかというとアンチ和也だったのですが(笑い)、第2期は心から好きだなって思うようになりました。うそ偽りない気持ちでぶつかっていくことができる男の子なんだなと思います。そして、可愛いヒロインたちが、それぞれ輝き、魅力を発揮します。一人の人間としてそれぞれのヒロインのことを好きになるようなシーンがたくさんあります。ぜひ、お楽しみに!」と語る東山さん。パワーアップした瑠夏の活躍にも期待したい。
集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載中の松本直也さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「怪獣8号」の第1期の総集編が、2025年3月28日から3週間限定で劇場上映…
講談社のウェブマンガサイト「水曜日のシリウス」で連載中のマンガが原作のテレビアニメ「外れスキル《木の実マスター》 ~スキルの実(食べたら死ぬ)を無限に食べられるようになった件につ…
人気アニメ「KING OF PRISM(キンプリ)」シリーズの次回作が制作されることが11月21日、明らかになった。同日、新宿バルト9(東京都新宿区)で開催されたイベント「-∞ラ…
インタビュー(1)の続き。人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメークシリーズの最新作「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第二章「赤日の出撃」が11月22日から上映される。「319…
人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメークシリーズの最新作「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の第二章「赤日の出撃」が11月22日から上映される。「3199」は、1980年に公開さ…