お笑いタレントの池乃めだかさんが7月3日、なんばグランド花月(大阪市中央区)で開催された吉本新喜劇の“最年長座長”公演に出演。同日79歳の誕生日を迎えた池乃さんは、自らが持つ座長の最年長記録を更新した。公演には内場勝則さん、Mr.オクレさん、清水けんじさん、山田花子さんら吉本新喜劇のメンバーも出演し、池乃さんと共に舞台を駆け回った。
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公演後、会見した池乃さんは「ありがたいことですけど、他にも頑張っている人がいるのに、年が上というだけでこのような企画をしていただいて、感激しています」といい、客席から笑いが起こっていたことに、「お客さんが退屈しはらないか心配でしたが、いいお客さんに囲まれて幸せでした」と感想を語った。
共に会見に出席した内場さんは「79歳ってすごいな。この記録破られないでしょ? せりふも覚えていて」というと、池乃さんは「前歯が全部、自分の歯じゃないんですよ。舌触りが悪く、舌がうまく滑らないので、滑舌も悪くて」と謙遜。
また、舞台上で池乃さんとのけんかシーンがおなじみになっている山田さんは「最近、ホンマに勝てるんちゃうかな(と思っている)」と冗談を言って周囲を笑わせると、池乃さんは「俺も負けん気が強いから、ギリギリ本気でいってるけど、しんどくて……。オチまで早く(切り上げるように)している」と明かした。
33歳で吉本新喜劇に入った池乃さんは、これまで大変だったことを聞かれて「最初のころは子役ばっかりで、セリフも三つか四つぐらい。やめたいなという気持ちはずっとありましたね」と告白。その後、間寛平さんとの掛け合いで人気を博したこともあり、「寛平ちゃんとの出会いでええ風が吹いてきた」「新喜劇やっていてよかった、このままやっていこうと思えたのは36、7歳ぐらいの時かな」と振り返った。
さらに80歳に向けての意気込みを聞かれ、「こればっかりは神様が決めること。今日一日やれることをやって一日が終わり、今日も朝が来たと感謝する。この繰り返しですね」と話した。