スーパー戦隊シリーズ「暴太郎(あばたろう)戦隊ドンブラザーズ」(テレビ朝日系、日曜午前9時半)の映画「暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー」が7月22日に公開された。「ドンブラザーズ」は、おとぎ話「桃太郎」がモチーフのヒーロー。放送開始後の反響や独特な展開を見せる本編について、お互いの印象の変化、映画の見どころなどを、ドンモモタロウ(レッド)/桃井タロウ役の樋口幸平さん、サルブラザー(ブルー)/猿原真一役の別府由来(ゆうき)さん、オニシスター(イエロー)/鬼頭はるか役の志田こはくさん、イヌブラザー(ブラック)/犬塚翼役の柊太朗(とうたろう)さん、キジブラザー(ピンク)/雉野つよし役の鈴木浩文さんに聞いた。
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樋口さん:早いですね。もう早いしか出てこない。あっという間ってこのことなのだなと思います。
鈴木さん:撮影は半分以上いっているし、今までで一番早い一年かもしれません。
別府さん:普段特撮を見ていない方が見てくださっているのがうれしいですね。ラジオをやっていてアーティストの方と関わることも多いのですが、「見ていてめちゃくちゃ面白い」と言ってくださいます。
樋口さん:それはうれしい。この前、由来と2人でホームセンターに行った帰り、自然と「ドンドンドンブラザーズ♪」と口ずさんでしまったんです。すれ違った女性が驚いた感じでこちらを見てきまして。バレている感じでもないと思っていたら、バッと走ってきて「すみません。樋口幸平君と別府由来君ですか」って。
別府さん:いや「タロウ?」って言っていたんだよ。それが面白くて。
樋口さん:そうだった。それで、その人がちょうど「俺こそオンリーワン」を聴いていて。そういうのもあって(戦隊の影響力は)すごいと改めて感じましたね。
志田さん:先日、歩いていたら「オニシスターですよね?」と声をかけてもらい、やっぱり反響は大きいなって。
柊太朗さん:小さい子に声をかけられることは多いけど、イヌブラザーとか犬塚翼じゃなくて、「黒い小さいヤツ」ってよく言われます(笑い)。
鈴木さん:俺はほぼないよ。見つけたら声をかけてください!
樋口さん:面白いところはすごくあって、それがぶれていない。はずせないドラマがあり、それを僕たちは大事にしながら吹っ切るところは吹っ切るという感じで、みんなでやれているのがいいなと思います。いい話が多いんですよ。
柊太朗さん:そうだね。(役的に)現場で会う機会が少ないのも、スタッフさんから「戦隊ではなかなかないこと」って言われました。
別府さん:それでこの反響はうれしいよね。
樋口さん:敵とヒーローチームがすごく絡むというのは珍しいというか。敵チームともドラマがすごくあるよね。
鈴木さん:ドン10話(オニがみたにじ)と、ドン12話(つきはウソつき)と、ドン19話(もしもしユーレイ)が一推し。やっていることはすごく面白いと思うけど、それが珍しいことかよくわかっていなくて。(視聴者の反応を見ると)珍しいことなんだね。
樋口さん:タロウがいない回のリアタイ(リアルタイム視聴)は苦しかった。でもみんなが救出しようとしているのを見て慕われているなと思いました。もちろん俺じゃなくて役として慕われているのだけど、やっぱりうれしかった。13話でこれをやったということは、今後どんなことが待っているのかとワクワクします。
樋口さん:1年間やっていく中でいろいろ考えちゃいますが、ブレてはいけない桃井タロウの軸さえ持っておけば、どんな芝居をしても成立はする。それを学んで演じ分けているというのはあります。ドンモモタロウはテンションがすごく違うのでエンジンをかけないと無理。いきなり祭に行くみたいな感じで難しいですけど、楽しくやっています。
別府さん:タロウは幸平だからできているよね。
樋口さん:こはくかも。最初のころも仲良かったと思っていましたが、今考えると今の方がもっと仲は良くなったと思います。特にこはくが素を見せてくれるようになったので話していてとても楽しいです!
志田さん:私は樋口さん。初めてお会いしたときも面白い印象がありましたが、こんなに面白いとは思わなかった(笑い)。すごくノリが良くて面白くて、いつも笑わせてもらっています。
別府さん:幸平ですかね。プライベートで一緒にいる時間も多いのですが一回、幸平とケンカではないけど意見の食い違いがあり、30分ぐらい険悪になったことがあって。ある意味、それまでも素だったけど、より深くお互い自分を出せたので、そういう意味でも変わったなって。
樋口さん:車に乗って話していて、内容は忘れちゃいましたがお互いムッと思ったのでしょうね。でも25分後ぐらいにサウナに一緒に入っていました(笑い)。
鈴木さん:柊太朗かな。最初もっとクールで、あまりワイワイしないタイプなのかなと思っていたけど、めちゃくちゃわちゃわちゃしてくる(笑い)。もっと柔らかい印象になりました。
柊太朗さん:みんな変わらないかな。強いて言うなら犬塚翼が一番変わった印象があります。皮肉屋で輪から外れた一匹オオカミみたいな印象が、だんだんポンコツになってきて。僕は翼とは真逆の中身なので全然違うなと思っていたけど、人間味がある部分が出てきて「似ているのかな」と感じるようになりました。
樋口さん:俺もそういう感じでカッコいいこと言えば良かったな。
樋口さん:見どころしかないのでは。本編では見られない姿を見せていて、新しい桃井タロウが見れると思います。監督とも話すのですが、桃井タロウはドンとして、殿じゃないけど王様として、どんなときもほかのメンバーと同じ立ち位置に立ってはいけない。僕の中では特別感を持っていて。映画は、桃井タロウが芝居をはき違えるという展開で楽しくできたし、新しいドンブラザーズを見られると思います。
柊太朗さん:幸平が一番見どころじゃないかな。全部面白い。
別府さん:映画を見終わったあとは、最後のシーンのようにならないようにとだけ祈っています。
「暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー」は、映画「新・初恋ヒーロー」へドンブラザーズがスカウトされ、巨匠・黒岩監督のもと撮影がスタート。黒岩がひらめきを大事にするあまり撮影は大変なことに。そして、はるかの盗作疑惑を生んだ「新・初恋ヒーロー」の原作者の正体とは……。
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