ONE PIECE FILM RED:公開2日で興収22.5億円 157万人動員で過去最高のスタート 2022年公開作1位

「ONE PIECE FILM RED」のビジュアル(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会
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「ONE PIECE FILM RED」のビジュアル(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会

 尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の新作劇場版アニメ「ONE PIECE FILM RED」(谷口悟朗監督)が8月6日に495スクリーンで公開され、2日間で興行収入が22億5000万円を突破したことが分かった。シリーズ最高となる最終興行収入約68億7000万円を記録した「ONE PIECE FILM Z」(長峯達也監督、2012年)を超え、過去最高のスタートを切った。観客動員数は約157万人を記録し、6、7日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で1位を獲得した。

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 2022年に公開された作品の初週土日2日間の動員数、興行収入で1位の記録となった。これまでの1位は、4月に公開された劇場版アニメ「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」(満仲勧監督)だった。配給の東映は、「シリーズ最高興行収入、そして興行収入100億円超えへの期待が高まる」としている。

 「ONE PIECE」は、手足などがゴムのように伸びる麦わら帽子のルフィが、海賊王を目指して仲間と共に大海原を冒険する姿を描くマンガ。1997年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まり、2021年1月には1000話に到達。今年7月で連載25周年を迎え、全世界のコミックスの累計発行部数は5億1000万部以上を誇る。テレビアニメが1999年10月にスタートし、2021年11月には1000話に到達した。

 劇場版は、世界中が熱狂する歌姫・ウタがライブで初めて公の前に姿を現すことになる。素性を隠したまま発信するウタの歌声は“別次元”と評されるほどで、歌声を楽しみにしているルフィ率いる麦わらの一味、海賊、海軍と世界中のファンが会場を埋め尽くす。そんな中、ウタがシャンクスの娘であると発覚する。

 「コードギアス」シリーズなどの谷口さんが監督を務めた。1998年に開催されたイベント「ジャンプ・スーパー・アニメツアー’98」で上映された「ONE PIECE」の初のアニメ「ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック」で監督デビューした谷口監督が、約24年ぶりに「ONE PIECE」の監督を務めたことも話題になっている。

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