闇の少年:新進気鋭マンガ家・椋洸介の正体は「ピアノの森」一色まこと 長崎尚志原作の話題作

「ビッグコミック」16号で最終回を迎えた「闇の少年」のカット(C)椋洸介・長崎尚志/小学館(C)長崎尚志/新潮社
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「ビッグコミック」16号で最終回を迎えた「闇の少年」のカット(C)椋洸介・長崎尚志/小学館(C)長崎尚志/新潮社

 マンガ誌「ビッグコミック」(小学館)で連載されたマンガ「闇の少年」の作画を担当する新鋭作家・椋洸介(むく・こうすけ)さんの正体が、マンガ「ピアノの森」などで知られる一色まことさんであることが分かった。同作は、浦沢直樹さんのマンガ「PLUTO」「MASTERキートン」などで知られる長崎尚志さんの小説「邪馬台国と黄泉の森 醍醐真司の博覧推理ファイル」(新潮文庫)に収録された短編が原作で、「椋洸介は誰なのか?」と話題になっていた。

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 「闇の少年」は、「邪馬台国と黄泉の森 醍醐真司の博覧推理ファイル」内の架空のホラーマンガ家・椋洸介の作中作という設定だったが、一色さんが「椋洸介」名義で作中作をマンガ化したいと希望し、連載されることになったという。「椋洸介は誰なのか?」「一色まことの弟子なのか?」など読者を混乱させる状況があったことから、“椋洸介”が一色さんであることを公表し、コミックスは「一色まこと」名義で発売することになった。同作は、一色さんの「ピアノの森」以来の新作コミックスとなる。

 「闇の少年」は、長崎さんの短編が原作のジュブナイルホラー。ヒカル、要一、愛と、ヒカルの飼い犬・天津は、森を散策中に何者かに追われ、逃げた先にあった屋敷に迷い込む。そこにある蔵に忍び込むと、不思議な少年に出会うが、彼には秘密があった……というストーリー。8月10日発売の「ビッグコミック」16号で最終回を迎えた。コミックス上下巻が9月30日に発売される。

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