プレスリリース詳細 https://kyodonewsprwire.jp/release/202208175191
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株式会社建設技術研究所(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村哲己)は、高潮による越波などの被害を軽減することを目的に、AIを活用しリアルタイムに沿岸部での高潮による越波の発生を予測する技術を開発しました。この技術を活用し、台風の接近に伴う越波や浸水がいつどこで発生するのかを36時間前から予測し避難の判断を支援する情報提供サービスを開始しました。
1.背景
気候変動の影響が顕在化する中、台風等に伴う高潮や高波による浸水リスクをいち早く予測し、避難行動などにつなげたいというニーズが高まっています。一方で、気象庁から高潮警報などは発信されるものの、いつどこで浸水が発生するのかは発信されません。
本研究は、高潮や越波による浸水発生箇所や発生時刻を予測することができるAIによる⾼潮・波浪予測モデルを開発し、自治体が地域住民の避難を支援する情報提供を行うことを目指したものです。
2.駿河湾の予測システムの開発
プロトタイプとして、駿河海岸(焼津市~牧之原市)を対象にAIによる潮位・波浪予測モデルで、瞬時に36時間先までの沿岸各地点の潮位と波浪を予測でき、沿岸部の越波の発生を推定できるシステムを開発しました。
3. サービス提供
AIによる予測結果を海岸管理者から自治体へ情報提供するため、Web配信によりPCやスマートフォンでのサービスを提供しました。これにより高潮や越波による浸水危険性を、いつでもどこでも確認でき、自治体による地域住民への的確な避難の支援が可能となります。
4.今後の展望
今後は、サービスの対象海岸の拡大を目指します。また、高速道路などの通行止め予測への活用を図ります。
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