名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
アニメやゲーム、ライトノベルなどのメディアミックスアイドルプロジェクト「シャインポスト」のテレビアニメが日本テレビのアニメ枠「AnichU(アニチュウ)」ほかで放送されている。大きな夢を抱くも小さな成果しかあげられないアイドルユニット「TINGS」の活躍を描く。「TINGS」のキャストは、女優、タレントとして活動する中川梨花さんのほか、声優、アイドル、女優……と普段は異なるステージで活動する個性豊かなメンバーが集まった。キャストがアイドルユニットとしてライブを開催するなどさまざまな活動の中で、中川さんは「笑顔を大切に!」「役を背負う」という思いで臨んでいるという。中川さんに「シャインポスト」に懸ける思いを聞いた。
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「シャインポスト」は、コナミデジタルエンタテインメントとストレートエッジがタッグを組んだメディアミックスプロジェクト。「TINGS」のメンバー役としての伊藤紅葉役の中川さんのほか、声優の鈴代紗弓さん(青天国春役)、夏吉ゆうこさん(聖舞理王役)、アイドルグループ「≠ME(ノットイコールミー)」の蟹沢萌子さん(玉城杏夏役)、舞台などで活動する女優の長谷川里桃さん(祇園寺雪音役)の5人が出演する。
中川さんはバラエティー番組に出演するほか、女優として舞台や映画でも活躍している。「シャインポスト」に参加することになり、「不安よりも楽しみが大きかったです」と感じていたという。
「タレントとして声のお仕事も少しやらせていただいたこともありましたし、舞台で踊ったり歌ったりしたこともあったのですが、『シャインポスト』はそれぞれのプロフェッショナルが集まりますし、吸収できることがいっぱいある!とポジティブな気持ちでした」
一方で「舞台をずっとやっているわけではありませんし、テレビだけでもモデルだけでもないし、いろいろな活動させていただいた自分が、メンバーとして貢献できる強みがあるのかな?とも正直思っていました」という気持ちもあった。
「笑顔でいることが大切なのかな?と考えるようになったんです。メンバーの仲が良いグループは、お客様にもそれが伝わって、楽しい雰囲気になるはずです。レッスンなどでも、みんなを笑顔にするぞ! 楽しい雰囲気にしたい!という気持ちでいます。基本的に人が好きなんです。みんなと本当に仲良くなって、心から信頼できる仲間になりたい!と思っています。空気感を大切にしたいんです。タレントだからというわけではないかもしれませんが。紅葉ちゃんは客観的に周りを見ることができるキャラクターです。私自身も客観的に周囲を見ることがあって、そこが共通点でもあります。TINGSの中でも常に周りを見られる存在でありたいなと思っています」
“笑顔”は中川さんの大きな強みだ。
「ダンスだったり歌だったり、課題はもちろんあるんですけど、楽しい気持ちを持ってたらそれってやっぱりメンバーにも伝わるし、ファンの方にも伝わってくるものだと思うんです。歌うまいダンスうまいって大事だけど、楽しい気持ちも大事じゃないですか。私自身もアイドルが好きで、アイドルの笑顔は、輝いて見えるし、勇気をもらっています。そういう存在になりたいんです」
ライブでもとにかく楽しむことを大切にしている。
「ライブは、ファンの方と一緒に作るものとすごく感じていて、『シャインポスト』の公式ペンライトは、ボタンを押すといろいろなメンバーカラーに切り替わるのですが、それぞれのメンバーがしゃべってる時、皆さんがそのメンバーカラーに合わせてくださるんです。ファンがすごく温かいんです。みんなで一緒に景色を作っています。踊ってる時、一人一人のファンの方の顔をよく見るようにしてるのですが、見ていると、皆さんがすごく幸せそうな顔をしているんです。私もそれを見て、楽しい!と心から思います。一緒に楽しんでいるところがすごくすてきなんです」
慣れないアニメのアフレコに苦戦することもあるが、メンバーに助けられている。
「マイクの前の立ち方、台本のめくり方などをレッスンで教えていただいたのですが、ブースに入ると緊張で真っ白になってしまいました。紗弓ちゃんやゆうこちゃんが優しく教えてくれるので、一人じゃないんだ!という気持ちで臨んでいます。演技はさじ加減が難しいんです。大げさに演じて、やっと普通に聞こえる時もありますし、逆にやりすぎてしまうとそれはそれで違ったり。ノイズにならない程度に全身を使って演じています。いろいろ勉強させていただいています」
アフレコ、ライブなどを通じてメンバーから刺激を受けることも多い。
「自分の中でキャラクターのイメージを固めすぎちゃっていたのですが『もっと自然体でもいいよ』という監督からディレクションをいただき、徐々に演じ方が変わり、ナチュラルになってきました。奥が深い世界なんです。簡単に『声優をやってます!』とはとても言えません。紗弓ちゃん、ゆうこちゃんは本当にすごいんです。物事を極めるとはこういうことなんだ……と感じています。簡単にはまねできません。みんながとにかくすごいんです。萌子ちゃんはライブでの見せ方が格別です。里桃ちゃんもすごいんです。立ち振る舞い、姿勢が美しく、どこにいても完成した状態なんです。私はポカーンとしてしまうんですけど(笑い)。シャキッとしないといけないですね」
紅葉を演じる中で「中川梨花としてアイドルをやっているわけではなく、役を背負っているという気持ちでいます。紅葉ちゃんは、私だけのものではなく、みんなのものです。私は、それを壊さないようにして、皆さんに受け入れていただけるように、紅葉ちゃんを背負っていこうとしています。自分と完全に一体化させると、自分になっちゃうかもしれません。無理に共感したり、共通点を見つけようとするよりも、そのままの紅葉ちゃんを受け入れようとしています」と感じているという中川さん。アニメやライブで紅葉をどのように表現していくのか? 今後の活躍がさらに注目される。
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